March 26, 2004

メールマガジン発行しました

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      |  | 〃⌒ヾ Un_reveil_rose
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I Make Pretty Angel . 可愛い天使の作り方 . No.275. 2003.3.24. 
Presented by home ikeda . 発行部数 744+958+91部
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目次

1.可愛い天使の作り方 エピソード2 
2.フシギの国アメリカ〜そして帰って行った妹
3.アトピー「とらえどころの無い病気」

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"ハヤト歩く!"(1歳2ヶ月) & (6歳)

 一歳を過ぎても歩かない。
 それはミキもそうだったので慌てる事では無いのだけれど、どうもハヤトは
ミキと違い、歩くと言う事に関して欲が無いような気がする。

「あちゃぱぴ!」

 一日私にべっとり纏わりついて、必要以上の動きはしない。「身体が大きい
から歩くのは遅いのよ」と言ってくれる人も居るが、そんな事は無い。二人目
甘えん坊の余裕、ただ単にぐうたらでやる気が無いだけなのである。

 論より証拠。ハイハイのスピードはもうミキの小走り状態よりも早い状態で
ある。腰を上げたタカバイ状態から「ハー」と馬車馬宜しく一気に目標に向っ
て走りこむその姿は親にとって恐怖の産物でしかない。

「ハヤト危ない!! そっちは階段だよ! 冒険禁止地帯です!」
「気をつけてそっち向かった! 触られて困る物は上に上げて!」
「誰だ俺の部屋荒らしたのは!」
「ハヤトに決まっているでしょ!」

 歩こうと思えば歩けるらしいが、歩く気は毛頭無いらしい。唯一歩く姿を見
せるのは旦那が休みの日、土日だけである。

 旦那が見ている事を確認してからヨロヨロと。椅子から椅子へと渡り歩き旦
那の顔を確認する。「おーすごいなハヤト歩けるじゃないか」誉められると意
味は分からなくても嬉しいらしい。更に腰を振りながらトコトコ数歩歩いては
旦那の顔を見る事を繰り返す。

「あんた打算ありすぎ。それより公園に行って遊べるようにしようよ!」

 本当は一歳になったらすぐ公園デビューさせるつもりだったのだけれど、寒
かったり歩かなかったり、気がつけばもう一歳二ヶ月である。これ以上は本当
に箱入り息子になってしまうから駄目だ……無理矢理に靴下を履かせ、一日一
度は公園に出るよう努力をする。一度・二度は靴下を履かせた時点で大泣きを
され辛かったが、遊び慣れる内にお砂場着を着て公園に出るのは辛くは無くな
って来たらしい。朝の片づけをしてバタバタしていると、ハヤトは一人玄関に
出かけ、アグアグと一人靴を履こうと試行錯誤するようになった。

「あちゃぱぴ!」 → さあ早く公園に行こう! と言いたいらしい

 時間になったらね……時間に……
 かあちゃんは朝やらなくてはいけない事がたくさんあるのよ……

 止む無く玄関先にお砂場道具を置き、臨時に遊んで貰うよう配慮したが、砂
の無い場所でスコップをふるっても楽しい事は少ないらしく、逆にストレスを
溜め、怒りを買う事となりこれは早々に撤去された。

「あちゃぱぴ!」 → つまらない! 早くママこっちにきて!
           と言いたいらしい

 いざ時間となると靴下を脱ぎ、私の靴を玄関に並べ、裸足で笑顔で玄関を出
て行った。使用する単語は合っているのだけれど動詞がどう考えても違う……
しかし公園に行くに連れ、気がつけばハヤトの主たる移動手段は「二足歩行」
に切り替わっていた。

「あんたハダシで出ちゃだめでしょ! 靴履きなさい!」

 笑顔で振り向くハヤト。
 温かくなるにつれ、公園で過ごす時間はどんどん長くなるのだろうか。
 あっという間に時間は過ぎ、数々の苦難、涙を乗り越え今月ついに娘は幼稚
園を卒園した。三年間は長かった……

「と、言う事は」
「何よママ。みきは小学生になるんでしょ!」

 それは、さておき。別の話として。

 王子様に続き女王様も自宅で暴れまわるという事になる。
 さて小学校が始まるまでの日々どう無事に過ごそうか……悩みは尽きず、本
日もまた頑張って子育てに仕事に、家事に四苦八苦する日々である。

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フシギの国アメリカ〜そして帰って行った妹

 母親が一日三食家族の食事を作る。
 日本の家庭では当たり前の事だけれどアメリカではそうでは無いらしい。

 妹のアメリカでの生活を聞いていて一つ感じたのは、こうして日々無為に食
事を作ると言う習慣が「日本の文化である」と言う事である。第二子妊娠の際、
材料のケイタリングサービスを利用した事があったけれど、その時両親もその
周りの人間も決して良い顔はしなかった。楽して何が悪い? とその時は思っ
たけれど、母親が家族の為に買い物をして、毎日美味しい料理を作る。と言う
のは日本の古き大切な文化だったのだ。

「出産が終って体調が戻ったら、きちんと料理を作るのよ!」

 つまり両親は古くユカシイ大切な文化を汚されたと感じたのかもしれない。
「食事は文化である」そう考えると毎日食事を作り続ける事がさしたる苦で無
くなって来た。

 アメリカから日本に戻ってきても妹は余りお金を使う事をしなかったと言う。
服は貰った物ばかりで買い物は百円ショップ、お昼はお弁当、夜は必ず自宅で。
何が一体楽しいのだろう……一連の行動に対する答えは皆持っていたけれど、
誰もそれを敢えて口にする事は無かった。

 一度も戸棚にしまわれる事の無かったスーツケースに徐々に荷物が仕舞われ
て行く姿を母はどう見ていたのだろうか? アメリカに妹が戻る日が近づくに
つれ、可愛がっていたヨークシャーテリアの容態は悪化し、オシッコが出なく
なってしまった。小動物は敏感に人の感情を察知する。無論それは動物に限ら
ないのだけれど

 やっぱり帰るんだ。 

 何となく最後の日には話し辛いので、二月の終り頃何とは無しにその理由を
聞いてみた。帰国した直後はアメリカに戻る理由を「結婚する相手が居るから」
と私に答えたけれど、今度は何と答えるのだろうか。私に戻って来た妹の答え
は何とも気の抜けた、答えとはならないような答えだった。

「ん、何となくかな。日本に半年居たのもあっという間で、何があったかもう
良く分からない」
「あんた何やってるのよ。もうアメリカに五年沈没して、更に沈没を続けるつ
もり? そろそろ目を醒ましたら」
「そうなのかなあ」

 妹の返事は曖昧で掴みようが無かった。沈没と言う単語は海外において若い
人間がその国に埋まり出て来れなくなってしまう事を揶揄して使う事がある。
今の妹からは「ただやる事が無いからアメリカに戻る」と言った気持が伝わっ
て来るような気がした。 

 母の嘆きを、父の苦しみを妹が知る日は来るのだろうか? 今は何を言って
も妹に伝わる事は無いだろう。母が流した涙の量以上に妹が今の生活について
真剣に考えているとは思えない。

「とにかく帰ってきてくれてありがとう。お父さんもお母さんもやっぱり嬉し
かったと思う。でも本当にアメリカに戻るのなら絶縁を今度こそ覚悟しなさい
よ」
「分かってる」
「色々言いたい事はあるけれど、これはあなたの人生。思った通り好きに生き
なさい」

 本当に分かっているのかどうかは不明だが、妹は私が思って居る程今回の帰
国を大事だとは思っていないのかもしれない。

 出国する十二時間ほど前に電話をし、最後に翻意を促す事はしたが妹が聞き
入れる事は無かった。「これをきっかけにして日本で落ち着いた仕事をする事
はできないだろうか」妹からの返事は無く、帰ってきたのは「あー」とか「う
ー」と言う相槌だけだった。

 受話器越しの私の涙は妹にとって迷惑だったのだろう。

 アメリカからのチケットを嬉々として握り締め、止める両親を振り切り妹は
アメリカへと戻って行った。その後の連絡は一切無い。アメリカに待つ彼氏と
結婚をしたのか、別れたのか。どこに住んでいて今何をしているのか。それら
は全く知る事は出来ない状態だ。

 姉妹とは言えど一生一緒に居られる事は無い。それは重々分かっているが、
出来れば親孝行とまでは言わないが、親の寿命が縮まるような事はもう避けて
欲しいと思った。実際その後父親は心労重なり倒れてしまい、病院に担ぎ込ま
れる有様になっている。

 一生その国に住む権利を得る為に働くのも良いだろう。一生彼氏の為に尽く
すのも良いかもしれない。でも、気がついたその両手に何も持っていない事に
気がついた時寂しくは無いだろうか。

「何で智子ちゃん止めてくれなかったのよ!」
「あの子が日本に残って幸せになれると思う?」
「こっちで好きな人見つけて結婚して子供産んで、そう言うこと今ならまだ可
能でしょう」
「今更あの子が日本人と結婚できると思わないわよ。向こうの男性は優しいん
だから。耐えられる訳無いじゃない」

 妹の彼氏は、妹に毎日パックをして爪を整えてくれるのだと言う。料理は全
部作ってくれ、例え妹が悪くても先に謝ってくれる。レディーファーストで扉
を開ける事など本当に「アタリマエ」の世界なのである。

 日本の男性が優しくないのでは無いと思う。
 ただ家族の生活を守る為に、仕事その他に忙しくそこまで気が回っていない
と言うのが正直な所だろう。そして日本の男性は敢えて口には出さず、長く連
れ添う事が一つの愛の形であると思って居る部分もあるのかもしれない。それ
はもう文化の違いであり、ある意味好みの問題であるのかもしれない。

 戸籍も無い。ビザも無い。財産も無い。そうした男性が優しいのはそれしか
無いから。妹にはそれが理解できないのだ。

「やっぱり日本の男性は駄目だね。セクハラとかしそうで」

 バイト先から戻って来た時の妹の一言。既に眼中に日本男性は居ないのだろ
うか?
 おそらくは今の彼氏と別れても妹にはすぐ彼氏が出来るだろう。未来の無い、
ただ優しいだけの彼氏が……そしてまたそのぬるま湯のような生活に埋没し、
日本に戻る事など考える事の無いただ時間がダラダラと流れるだけの生活が続
くのだろう。

 無論私の考えが杞憂で、今妹はアメリカで幸せに暮らしているのかもしれな
い。

 が、それは想像の中での話である。確率としてはまたイリーガルな存在とし
てアルバイトをしながらその日暮らしをしている事の方が高いのだ。しかも今
回はビザが無い。両親の反対を振り切り、姉である私を怒らせ三ヵ月後に日本
に戻って来た時一体どうするつもりなのだろうか。ウイークリーマンションに
でも泊まる気だろうか? それであれば十時間以上かけて日本に戻ってくる意
味など既に無いだろうに……

 深酒で頭が混乱する夜。
 日本で妹を思う家族の思いは今もまた空回りするばかりである。

[完]
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アトピー「とらえどころの無い病気」

 娘は三歳でアトピーを発症。息子は三ヶ月でアトピーを発症した。
 今だと惑う部分はあるが、悪質なアトピービジネスの餌食にならぬよう、今
回は最新アトピー研究結果について色々と学習する機会があったので、一部ご
紹介したいと思う。

「親にアレルギーがあると、子供はアレルギーになりやすい」

 良く言われる言葉であり、私自身アレルギー体質である旦那を何度なじった
か知れない。統計データによると、現在一人の子供がアレルギーの病気になる
確率は二割ほどであるが、両親共にアレルギーがある場合は六十パーセント、
片方だけアレルギーがある場合は五十パーセントの確率でアレルギーを発症す
る可能性があるのだという。

「ほら、やっぱりあんたが原因じゃない……」

 例え旦那が原因の一つであったとしても、それは決して決定打では無い。無
論他に原因があるのである。生後三ヶ月で息子は食物アレルギーからアトピー
になった。まだ血液検査が出来ない為、検査方法は抗体を針で入れ反応を見た
結果卵に強烈なアレルギー反応と小麦に微弱なアレルギー反応が見られた。結
果母子共に食物制限が出たのだが、現在は食物アレルギーを押さえる薬を定期
的に飲む事により、卵以外は何とか食べられるようになった。

「俺だけが原因の訳無いだろう!」

 食物アレルギーを発生した場合どうなるのか、赤ちゃんはまだ日本語が話せ
無いので具体的に症状を聞く事は出来ないが、一般的な症状としては「頭痛」
「イライラ」「眠気」が発生し、「唇の腫れ」「ジンマシン」「湿疹」を発生
させる。そして悪化すれば「腹痛」「下痢」「嘔吐」を繰り返すと言われてい
る。更に最悪の事態としては「アナフィラキーショック」と言う全身でアレル
ギー反応が起こり、血液低下や呼吸困難など命に関わる症状を起こす事もある。


 食物アレルギーを起こさせない為には色々な食材を使い、同じ者を食べ過ぎ
ない事。インスタント食品や加工食品などを極力避ける事が上げらる。食物ア
レルギーと診断された赤ちゃんの内三歳までに三人中二人が、十二歳までに十
人中九人が良くなってしまうという統計データがある。親が慌てなくても赤ちゃ
んの身体が強くなれば、直ってくる病気なのです。慌てず急がず。先生を信じ
て治療を進めることが一番肝心であるようだ。

 食物アレルギーを起こし易い素材については現時点では以下のような事が分
かっている。これらを子供に与える時は注意が必要である。

 0−1歳では卵、牛乳、小麦の三種類
 3−5歳 卵、牛乳、小麦、ソバ、ピーナッツ、魚、エビ
 6−19歳 牛乳卵の比率は減りエビ、ソバ、魚、ピーナッツ、桃、ナッツ
       類の割合が増える
 成人は小麦、エビ、魚、卵

 しかし勝手に食物除去を続けると「著明な低蛋白症」となる可能性もあるの
で、定期的な負荷試験や血液検査が必要である。赤ちゃんは生まれた時点では
抗体が無い。抗体は母親から貰う物では無く、赤ちゃんが自力で作成する物で
ある。卵を摂取した母親からは卵入りの母乳が分泌され、これがその後アトピ
ーの原因となる事もままあるのだ。母乳栄養だからアレルギーは起きない。と
言う事は無い。一例でしか無いが、実際我が家は母乳であったがしっかりアト
ピーは発症した。

 アトピー性皮膚炎は乳児の場合、二ヶ月以上継続して発生する。痒みを伴う
発疹であるが、アトピーと思って受診した人間の約三割は不十分な汚れやタダ
レによる乳児発疹である事が多いそうだから即断即決・勝手自己判断は絶対に
いけない。最終的な相談、判断は医者にしてもらう事が必須である。

 汚れを拭き取るのにはオリーブオイルが最適である。病院で言えば処方して
くれるので医療用のオリーブオイルをコットンに取って痒い部分を拭き取り、
皮膚についている雑菌を拭き取ろう。我が家の場合は何度皮膚を麻酔なしでメ
スで剥ぎ、検査をして貰っても雑菌を発見する事はできなかった。

 物事を処理するには「原因」を知ることが一番である。「食物アレルギー」
由来なのか、「不十分な汚れ」によるものなのか。はたまた「ダニ」なのか。
現在は検査方法が進み、切り分けをする事ができるようになっている。

 アトピーにかかった四人に一人が喘息になり、喘息の子供の二人に一人はア
トピーがあるか、以前になった事があるという。当り前の事だけれど、早め早
めの処置がアレルギーマーチを防ぐ事はいうまでも無い。

 元々「アトピー」とはギリシャ語で「奇妙な」「とらえどころのない」と言
う意味です。アトピーの本質的な原因や皮膚の症状とアレルギーの関係などは
実は完全には分かっていません。ただ言えるのは原因対策をして、薬をきちん
と使い、皮膚を綺麗にし、先生を信じていれば、何とかなってしまう病気でも
あるのでは無いだろうか。

「何故アトピーが起こるのかねえ。昔はそんな病気無かったのに」

 生活環境の変化が一番であると言う人も居るが、やはり食物連鎖の頂点に立
つ人間が身体中に一番毒素を溜めて居る事は間違いも無く、アレルギーになり
易い体質以前に、そうした頂点の頂点に立つ赤ちゃんがアレルギーを発症しや
すいのは、もう仕方の無い事では無いかと今は思っている。

 街中、綺麗な肌の赤ちゃんを見る度に悔しい思いをした事がある。

 何で私ばかりこんなに手をベタベタにして毎日頑張らなければならないのか、
自問自答した事も少なく無い。寒い冬の日。暴れまわる赤ちゃんにお風呂上り
に二種類も三種類も、部位によって薬を塗り分けなければならない。慣れてい
ない母親だったら本当に笑い話のように聞くだろうけれど、本当に洒落では無
いのだ。顔一つとっても目の部分、頬の部分、首筋の部分。全て塗る薬の種類
は違うのだ。

「特に顔は吸収の具合が違うのでね……きちんと分けてあげないとステロイド
焼けをおこしてしまうのよ……」

 早く良くなって欲しい。一日でも早く。

 そう思って居る人は今の日本に何人居るだろう。医学は日々進歩している数
年後にはもしかしたらアトピーの特効薬さえも開発されているのかもしれない。
それは夢の話としても、それでも現在かなり病気の原因が解明されつつある事
は知っておくべきだと思う。噂に商売に他人の言う事に惑わされないで。赤ちゃ
んを守り病気を最後まで撃退するのは母親の二つの手を置いて他には無いのだ
から。

参考
子供のぜん息&アレルギーシリーズ 福井大学医学部小児科教授 眞弓 光文
アレルギーを考える母の会 

-from Mama---------------------------------------------------------------
 
 ついにフシギの国アメリカ完結です。やっぱりアメリカに戻られてしまいました。
 さて、そろそろ自治会下っ端も書かないとですね。ここの所自治会をさぼりっぱ
なしで御座いまして。書きたくてもネタが無いと言う状態が続いて居ます。

 脅迫電話は現在止まりました。と、電話機の対策をした所かかってこなくなり、
別の家に移動しただけなのですが、この辺はまた時間がありましたらご紹介したい
と思います。現在公園にも極力人が居ない時間を狙うようになりました。怖いです
最近人が……余計な事してまた生ごみばら撒かれないだろうか……疑心暗鬼、出不
精が更に拍車をかけそうな予感です。

 アトピーの話も久しぶりですね。多分一年振り位だと思います。(前回はハヤト
の発症時に書いた記憶が……)まじめな内容なので別にしました。参考になれば幸い
ですが、笑い話を楽しみにしている人は読み流して下さい。

 ではまた

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Posted by Penguin at 09:58 PM | コメント (2684)

夜の帝王

夜泣きと夜遊びでは似ているようで
実は全然違うのは当り前の事であって

「びーーー」

風邪で調子が悪いからか
ただ単に姉ちゃんと日中過ごすようになり
スキンシップが足りないせいなのか
昨夜もまたハヤトは夜泣きをしていた……
手におえなくなりリビングで一頻り子守唄を歌う
昔は娘が寝なくて毎日良くこんな事をしていたけれど
これでもハヤトは手がかからない方なのだろうか

五分、十分、三十分と経つ内に
旦那が家へと戻って来た
ぐずりモードのハヤトの目つきが変わる。
ターゲットが増えた。ママだけでなくパパも居る……
おまけにご飯まで食べているじゃないか!

「あちゃぱぴ!」 → 次はパパへと移動する! 
           と言いたいらしい

確かに始めは夜泣きだった筈なのに
気がつけばハヤトの行動は「夜遊び」に変わってしまっていた
ヨーグルトを食べレーズンを齧り
しまいに怒り抱き上げた私を見て「ヒイイイ」と騒ぐ有様である

「ハヤト君それはどう言う事だい」
「あちゃぱぴ!」 → お前邪魔、食事中!
           と言いたいらしい

結局無理矢理ベッドに隔離し
鬼婆扱いされ、腹が立ったので、
寝かしつけずベッドの上でくすぐり、舐め、悪戯をしてやった

逆に喜ぶかなーーーなどとノンキにくすぐっていると
本人実は寝たかったらしく
逆切れ? して私の顔を叩き始めた

「あちゃぱぴ!」 → お前は優しく寝かしつけるのが仕事だろう!
           と言いたいらしい

あらそうかい。
かあちゃんはそう言う扱いかい……
仕方なく趣旨を変え腕枕をし布団をかけ、身体を摩り始める

程無くして聞こえて来るハヤトの寝息
甘えん坊なんだから……わがままなんだから……
結局昨日は私もそのまま息絶えてしまった
一日って本当にあっという間ですね……
ではまた

Posted by Penguin at 09:52 PM | コメント (698)

March 25, 2004

タヌキ料理

関東地方は本日もピーンと刺すように寒い。
昨夜から赤ちゃんの調子がおかしいのだけれど
朝になり顔を見ると鼻水だらけのガビガビな顔になっていた
あ、あんた風邪引いたのね……

「あちゃぱぴ!」 → 大正解。さすがはママちゃん
           と言いたいらしい

夜中あまりに不機嫌に暴れまわるので
急遽旦那の部屋に避難させたのだが
風邪を引いているのならそれは仕方ない。
どの道今日は天気が悪いので外に出る事はできないのだから

娘はアイロンビーズ、赤ちゃんは適当に私に絡んで遊んでいた
平和と言えば平和な一日だけれど
本日は新聞を取りに出た以外、
一切外には出なかった

買い物は週に一回火曜日に済ませている
一日出なくても全く問題無いのだ
本日のメニューはお味噌汁に鳥のソテー、コロッケ、
ツナのマカロニサラダだ
食器洗い乾燥機を使い、全自動掃除機ルンバを愛用していても
食事に関しては手を抜く訳にはいかない

いや、正直言えば抜きたいのだが
口うるさい娘と、不味ければ平気で食材を投げる赤ちゃん
「智子すまん。これ残していいか……」と
眉を潜めて言う旦那が側に居る為
手抜き料理といえど、煮物、焼き物、揚げ物は必ず用意する

特に赤ちゃんが通常食を食べるようになってからは
マカロニは必須である。
とにかく自分の手で食べたがるので
私にしてみれば
赤ちゃんが取り易くて間が持つ、マカロニを多数用意して置く事が
夕食を楽しく有意義に過ごす一つのコツなのである

「ママこれあんまり美味しくない……」
「分かった。じゃ一口だけ食べて残しなさい」

娘と赤ちゃんは鳥のソテーを一口食べただけでそれ以上手をつける事は無かった
やはり出来合いの味のついた肉を買って来ては食べんのか……
良く実家の母がそうした肉を買ってくると
「タヌキ料理」 → 流石に直接「テヌキ料理」と言うと悪いと思い
          一文字「タ」に変えてみた

と言って居たものだけれど
考えてみれば私も平気でひどい事を言って居た物だ……
いいじゃない。帰ってきてご飯ができていたらそれだけで幸せじゃない
そんな事無いの?

自問自答しつつ、今日も一日があっという間に終っていった
明日は晴れてくれると良いけれど
でないと洗濯物が乾かなくて家中洗濯物だらけになってしまう

Posted by Penguin at 09:19 PM | コメント (627)

March 24, 2004

我が名はルンバ

関東地方本日も寒かった
朝は雨が降っていなかったのでセーターを洗い
子供を連れて散歩に出かけた。

道々にツクシが生えている事を想像して居たが
ここ数日の寒さでツクシはすっかり枯れてしまっていた
寂しいなあ……と今だ色の無い芝生を見詰めると
あちこち少しづつではあるけれど
ヨモギが顔を出していた

「あ、ママ食べれる葉っぱだ!」

我が家は食べないけどね……
ぐるっと店を回り、本日もポケモンパンを
買い家へと戻る。
公園の桜を見ながらお昼を……と思って居ると
雨が降り始めたので慌てて家へと戻る。
何だか不安定な天気である

天気が悪いのに何故散歩に出かけたかと言うと
家の掃除担当についに「ルンバ」を購入したからである

「それルンバ君今日も頑張って掃除をするんだよ!」
「ズズズズズ……」

機械音を唸らせて、動き出す「全自動掃除機」。
昔の掃除機って煩かったんだよな……今更ながらにそれを思い出す
お値段は二万円とちょっと
お掃除革命と銘打ってあったけれど
確かにこれは楽である

グルグルと回りながら部屋を掃除する
はいて、吸って、はいて、吸って。
クイックルワイパーで掃除するよりもよっぽど綺麗に仕上げてくれる
ありがたい

「君だけが私の頼りだよ。ありがとうルンバ君!」
「……」 →ルンバ君は話さない

SOHOママに味方がまた一人
お忙しい方には絶対オススメだと思います
次なる野望は「全自動洗濯機」だけれど
こちらは現在のマシンが壊れる気配が無いので
もう少し先のことになりそうです
ではまた

Posted by Penguin at 08:56 PM | コメント (687)

March 23, 2004

夢の連弾

関東地方本日は雨は降っていないものの
肌寒いのは変わりなく
空を見詰めながら「今日はパン膨らむかしら……」と
食パンを仕込んだ
普段使っていたパネトーネマザーが天然酵母では無くイースト菌を
三割ほど混ぜ込んでいたと言う事で
現在クオカで入手が出来なくなっている
不便だ……やはりパネトーネマザーの食パンが食べたい……

愚痴を零しながらも本日は火曜日ジャスコの日なので
子供二人を連れて買い物へと出かける
家で仕事をしている時は二人居ると潰しあって
仕事が進みホドヨイ状態なのだが
買い物とはそうは上手くいかない

かたや自由歩行し、「ジャガイモ四つ持ってきて」と
楽しくお手伝いをし
かたやベビーカーに縛りつけられ動き回る事を許されない

「あちゃぱぴ!」 → 何で僕だけ動けないんだ!!!
           これは絶対に許せない!

バタバタ・バタバタ。
普段なら大人しくベビーカーに座っているのに
暴れまわり、騒ぐ様がなんとも情けなく、ひとさまに迷惑をかけそうだったので
今日は店の中グルグルと抱っこして居るしかなかった

「今日は病院行こうと思ってたのに……もう一回出るしかないね」

いつもなら一時間足らずで終る買い物が今日はしっかり二時間かかった。
娘は初めて「ポケモンパン」を購入し嬉しそうである
小学校が始まるまでの買い物をどうやって乗り切るか
これは一つの課題となりそうである

しかし嫌な事ばかりあった訳では無い
今日は初めて娘と「連弾」の練習をした
最初に娘が練習をして、その後私が練習をして、最後に合わせる
ピアノを初めてもう半年ほどだろうか
初見は勿論、大体十回も練習すれば初級の曲は大体弾けるようになってきた
本日「初日」であったが、
つかえつかえ、娘とピアノの音を合わせて楽しんだ

「あ、ごめん。ママ間違えた。もう一回お願い」

娘が十回間違える間に私が間違えるのは一回程だけれど
娘にしてみれば「ママのせいでやり直し」と言うのは心に残ったらしい

「連弾の時は、間違えないようにしてね。ミキ弾き直さないといけないから!」

と夕食時何度も連呼していた
ピアノ経験者でも娘と連弾をする事ができる人間はそう多くは無いと思う
なおかつ手ほどきを母親がし、連弾を成功させるとなると
更に率は低くなる筈だ

一生の内心に残る連弾と言うのはそう数は無い
一番良く覚えているのは母方の従兄弟とした連弾だ
まだまだ従兄弟が小さい頃
私の実家のピアノを見て弾きたいと騒ぎ始め
程無くしてピアノをはじめた従兄弟。

年に一度程のペースで会うと「上手になったら連弾してね!」と
何度も何度も約束をした
その約束が履行されたのは何年前の事だろう?
まだ私の胸ほどの身長の従兄弟とピアノの前に座り
連弾をした時の事を今も良く覚えている

「ママの夢が一つ叶ったよ」

何だかしみじみ。
二人で上手に弾けるようになったら
旦那にビデオを撮ってもらおうと思います
ではまた

Posted by Penguin at 09:47 PM | コメント (549)

March 22, 2004

静かな一日

関東地方本日は正に「凍りつく寒さ」であった
寒い。寒い。窓の外に出ている桜が幻覚のように見える寒さだ

今週は丸々娘はお休みである。
と、言う事で朝から私はパソコンに
娘はポカポカホットカーペットへと移動した
普段主役のハヤトは私と娘の所を行ったり来たり
放浪を続けて居た

「あちゃぱぴ!」

本人普段は私に張り付いて動かないのだが
娘が居ると何か少し空気が違う事が分かるらしく
自分の玩具や私の書籍を引っ張り出しては
投げて遊び時間を潰していた

娘はと言うと私が仕事をしている間は遊んで貰えない事を
熟知しているので
お絵かき中心に一人で遊んでいる
晴れていればね……公園に連れて行くのだけれど……
お昼ご飯はラーメンに夜はコーンスープを出したのが精々で
本当に今日は寂しい一日になってしまった

明日は晴れるのかしら
火曜日はジャスコの日。買い物に行かないと干上がってしまいます……
ではまた

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March 19, 2004

まだ小学生ではないのよー

関東地方本日は肌寒く、
春とは思えない気象状況だった
そんな寒さの中公園の桜は一部咲き
雨が降っていない事を確認する私の目に
ささやかながらしっかり飛び込んできた。
明日は娘の誕生日。
今日は良いけど明日は晴れて。
訳の分からない事を言いながら今日はしんみりと一日が始まった

今日から娘はお休み……
さあどうなる事かと思ったが
お昼ご飯を食べた後は
お砂場道具を持って早々と公園に出かけて行った。
本人的には公園に居た小学生達と楽しく遊ぶ気だったようなのだが
十分後位、草々に娘は家へと戻って来た

「小学生のお友達がミキとはまだ遊べないって。
 仲間じゃ無いから駄目だって!」
「え……」
「ミキもう小学生になるんだよね。
 何で一緒に遊んでくれないのだろう……」

涙をボロボロと流し泣きじゃくる
本人遊ぶのを断られるのは初めての経験であるらしい

確かに君はまだ小学生では無い……
私が観察するに
小学生と幼稚園児の間には深い深い溝がある
簡単に言えば手に持っているのは小学生は
ゲームボーイアドバンスであり
幼稚園児はお砂場道具なのである。

小学生はオシャレを楽しみ
幼稚園児は泥遊びを楽しむ

小学生は公園を出、自由に出歩く事が許されており
幼稚園児は公園を出る事は全く許されていない

事情を説明してもおそらくまだ分からないだろう……
やむなく本日は午後からの仕事を返上し
娘のアイロンビーズに付き合った

無論作るのはポケモンである……

「さ、ママ楽しく作りましょ!」

小学校が始まるまで、いや仲間の幼稚園児が春休みに入るまでの辛抱だ。
ミキの「遊んでー攻撃」
ハヤト「抱っこしてー攻撃」「何か食い物寄越せー攻撃」をかわしながら
今日もあっという間に過ぎて行きました
ではまた


Posted by Penguin at 09:51 PM | コメント (562)

March 18, 2004

卒園

関東地方本日は朝から雨……と言いたい所ですが
朝は降りそうで降らない。曖昧な天気でありました

「どうする? ベビーカー使う?」
「いや、降り出したら危険だ。歩いて行こう」

本日は旦那も会社をお休みした
私も久しぶりにスーツに着替え
娘の手を引き幼稚園へと向う。
そう本日はついに娘の卒園式なのである

三月生まれなのにも関わらず年少から幼稚園に通っていた娘
ゴールデンウイークあけは「幼稚園に行かないー」と大分騒いだ物だけれど
三年経った今は家に居るよりも幼稚園に行っている方が楽しいと言う

現在娘の体重は十七キロ、身長はついに百センチを越えた
大きくなった。今日は初めての旅立ちの日。
三時間にも渡る長い式典だったけれど
子供達の成長した姿に
私は入園したてのフラフラ覚束ない風情の娘の姿を重ね合わせ
時間が流れている事を忘れ、
思い巡らせてしまった。

「明日からずっとお休みなんだよね!」

真っ赤に目を腫らし
降り始めた雨の中を家へと向う。
次に幼稚園を訪れるのは三年後
ハヤトが幼稚園に入園する時だろうか

娘が小学生になる日
それはもう来月に迫っている

Posted by Penguin at 09:02 PM | コメント (645)

March 17, 2004

春きたり

関東地方本日は南風が相当強かったです
お砂場着を着せて公園に出はするも
十分程で草々に退散。
砂嵐が吹き荒れてハヤトならずとも酷い状態でした

とは言え家に戻っても今日は気温が上がり
アチアチ居心地の悪い状態。
午前中で娘が幼稚園から戻ってきてしまったので
時間潰しに、と
お昼ご飯を食べた後は近所のサティにアイスを買いに出かけた

「今日は風が強いから、車で行こうね」
「うん」

しかしこれがまた誤算を生んだ……
とまた事故った訳では無いのです
ただ駐車場で扉を開けた際こつんとぶつけてしまったのです

「ひええええ……」

ほんの一瞬ぶつかっただけだけれど
濃い緑の車に確かに白い塗料が付いてしまった……
やばい。やばい。早く逃げなければ……
サティで長居してノンビリするつもりだったけれど
急遽慌てて退散する事となってしまった

「さ、アイスも買ったし帰りましょ」
「えーーーそれはつまらない……」

やっぱり車は嫌いだ。当面鬼門だと思わなければ。
とは言え本日悪い話ばかりで無く
大和市のミニコミ誌に仕事が一本決まり、ようやく依頼書が到着した。
企画を練って通して何度も打ち合わせをして、
小さくても、文章を書く仕事を取るのも一苦労である。

他にも久々に開発の依頼が来そうな気配もあり
ここの所家計に殆ど貢献せず豚グッズを買い漁っている身としては
非常にありがたい事である

「春だねえ。春なんだねえ。かあちゃんにもやっと明るい話が……」

明日は遂に娘の卒園式。
日々忙しく今更感慨深くなる事は無いけれど
やはり一つの区切りとなる事について
親としては非常に嬉しい所である

春きたり。
心からそう思える日を目指して
明日もまた頑張りたいと思います
ではまた

Posted by Penguin at 09:36 PM | コメント (1173)

March 16, 2004

春の息吹

関東地方は本日ポカポカ陽気で本当にありがたい
春、温かい、公園と来れば子供はアレをやるしかない

「あちゃぱぴ!」

今こそ本領発揮じゃ!!!
とばかりにスコップを振りかざし砂場に繰り出すハヤト君。
本日から半日の娘は嬉々として公園に水を運んでいる
いやーーー温かくなって来たからついにやるのね……
砂場にこんもり砂を盛り、
水を適度にばら撒き泥を作る
ハヤトはまだ慣れていないので恐る恐るだけれど
砂のドロドロした具合は何とも気持ち良いらしく
やめる気配は無い

「ハヤト君……ついに泥遊びの世界に突入するのね……」
「あちゃぱぴ!」 → たのちい!!!!

服が再起不能な程に汚れたとしても止めるような野暮な事はしないのだけれど
見ている方としてはできればお手柔らかに……と言う気持になるのは事実である

まみれる手、飛び散る泥、上がる子供の奇声
個人的な意見としては砂場でより遊んだ方が
手の感覚が成長し、その後の知能の発達に役立つと思って居るのだけれど
この辺は諸説あるらしく
知能指数云々は生まれた時に大体決まっており、
砂遊びをたくさんした、しない程度で
変わる事は無いと言う物もある

桜の蕾は本日もまだ開かないけれど
梅の花はすっかり散ってしまった。
明日は更に温かくなるそうですが
と、なると……泥遊びの時間はもっと長くなるのかしら……

多少の危機感を感じつつも
春の息吹を感じ、喜ぶハヤト君を見ていると
ああ、公園に出て季節を感じられるなんて贅沢な事だなあと
思う今日この頃です
ではまた

Posted by Penguin at 08:43 PM | コメント (656)

March 15, 2004

コブタライダー

関東地方ポカポカ陽気が戻ってきました
娘を幼稚園に送り出し、簡単にメールチェックをしたら公園へと出る

「はーい。ハヤト君バイバーイ」

今日はちょっと意地悪に。
ハヤトを玄関に置いたまま、
私は一人玄関を出てしまった。
さあ、どうするだろう……泣くのかな騒ぐのかな……
ニコニコ邪に笑う私を横目に眺め
ハヤトは靴下を脱ぎ、靴を玄関の上に並べ
私について外へと出て来た

「あちゃぱぴ!」 → 準備オッケー
           ママ公園に行こう!
           と言いたいらしい

使用する単語は合っているけど
動詞が違う……公園に行く時は靴下と靴を履いて出てくるんでしょ!!!
却って手間がかかってしまった。

公園に出ても相変わらずお友達と遊ぶ事は出来ない
ギャーギャー騒いでは逃げ戻ってくるのだから本当に根性が無い
公園に誰も居ない時に出かけて
お友達が集まってくると公園を後にする……

歩けるようになって行動範囲が広くなったのは良いのだけれど
根性なしは相変わらず変わる事は無い

家に戻って、私がお昼ご飯の準備をしている間に
楽しくお水を使いベランダで遊んでいる

キャーキャー喜ぶその姿は公園で遊ぶよりも楽しそうである……
慣れてないから仕方ないのだけれど
早くもっと公園を大好きになって欲しいものです。

本日は月曜日だけれど娘のエンピツランド・最終日があった
二年間お世話になった先生は涙を浮かべて
最後握手をしてくれた。

娘はと言うと週に一度のお稽古では悲しさはそう強く訪れる事は無かったらしく
けろっと。さよならを言って別れていた。

「三年後、ハヤトが習いに来ますのでどうぞ宜しくお願い致しますね」
「そんな長く続けていられるかしら。短い間だったけれどありがとう」

四日後の木曜日は卒園式である
だからエンピツランドの最終日が本日に繰り上がったのだけれど

トゲトゲに膨らみつつある桜の蕾を明るい日差し越しに眺めながら
お腹の中に居たハヤトが幼稚園の遊具で遊ぶまで成長しているのだから
本当に、時間は確実に過ぎているのだなあと思う

お尻に豚の尻尾をつけ
ニコニコ子馬の遊具に跨るハヤトは正にコブタライダーで
私の顔を見ては笑顔で手を振るその素振りは
この子もまた確実に成長をしているのだなと
強く思わざるを得なかった
明日は何があるのだろう。
娘が成長した分私は成長して居るだろうか?
自問自答しつつ、今日もあっという間に終ってしまいました
ではまた

Posted by Penguin at 09:23 PM | コメント (655)

March 12, 2004

世界豚征服計画

関東地方本日は肌寒い
今日も公園はお休み……と玄関を見ると
早くもハヤトはガタガタと自分の靴を履こうと暴れていた

「あちゃぱぴ!」 → ほらママちゃんの靴も用意しておいたから
           ここね。置いておいたよ
           と言いたいらしい

本日はいつもと少し作戦を変えたらしい
私の靴を幾つも一生懸命玄関の上に並べ
奇声を上げ必死にアピールをする。
なるほど。ママも靴を履かないと公園に行かれない事を理解したのだな。

「あちゃぱぴ!」 → 僕も今履いている所
           ママもほら急いで急いで! 
           と言いたいらしい

とは言え小雨もぱらつくのでそう簡単に外に出る訳にはいかない
今日もまたペアルックで一日を過ごした
後何年一緒に着られるか分からないけれど、今日もまたカナリ幸せである。

収集当時は眉を潜めていた旦那も
「あれ? パジャマには豚は居ないのか?」
と軽いジャブを出すようにまでなった
最初は本当に小さい豚のトレーナーから始まって
徐々に慣れて来た旦那は現在子供の顔よりでかい豚のついたトレーナーでも
平気で着る事が出来るようになっていた

睡眠学習の成果? 単なる慣れの問題?
呆れ返ってもう相手をしてくれていないのだろうか?

ともあれ、現在我が家で唯一豚を着てくれないのは娘だけである

「豚のお洋服買って来ても着ないからね!」

昔は喜んで着てくれたのに……
これまた旦那同様徐々に慣らして行くしか方法は無いだろう
ではどうやったら……

一計を案じ、私は娘を除く家族全員に豚の服を買いまくった
(ただ単に買いたかっただけと言う説もある)
そして三人ペアルックを着ている時娘にこう言ったのだ

「あ、みきちゃんの服にだけ豚がついていない!」
「え!」

慌てて私の服、ハヤトの服、パパの服をチェックする
洗脳? が程よく進んでおり
私の身体には四匹、旦那とハヤトには一匹ずつ豚のプリントがされていた

「あ、みきちゃんだけ豚が居ない!」

ここまで来ると「豚を着なくては仲間ハズレ」になると思うらしい

「買ってあげようか。豚お洋服。だったらほら同じだよ」
「えーーー」

娘的にその時大きく悩んだらしい。
その後交渉の結果

「大きな豚は駄目、小さなかくれ豚はok」

と言う事で豚の服を買う許可が出た。
こうなれば作戦勝ちである。
オークションで検討した結果
水色の水玉のついた豚スモッグを購入した。
これからの季節役に立つ筈である

「ミキ来たよーーー明日これ着てね!」
「はーい」
「ほら、豚は肩とポケットに居るだけだから、言われないと分からないと思うよ」

こうして徐々に豚に対するアレルギーを取って行き
いずれは……
完全豚お洋服化計画を実行に移すべく、地道な活動をする昨今

誤解の無いように、こうした趣味の服は
自分の小遣いから出して居る事だけは
明記しておきたいと思う。
娘の卒園式も豚スーツで出ようかしら……
と言うよりもそんなのあるのかしら……

ドラッグストアーズ春夏カタログを片手に

「クククク……いずれみんな豚にしてしまうのだ!」

と今日もまた作戦を練る日々が続いている。
明日は久しぶりに娘とペアルックを着て歩けそうです
ではまた

Posted by Penguin at 08:39 PM | コメント (630)

March 11, 2004

肉体労働と頭脳労働

関東地方本日は風が強かったです
公園にはイヤでも雨さえ降らなければ毎日行く事が大切。
とする私としても今日はお休みにする事にした。

自宅で仕事をしていると、
頭脳労働(純粋なお仕事)
肉体労働(子供と遊ぶ、家事等々)
が交互に来ると非常にリズム良く物事を進める事が出来る
プラスチック成形をやっていた時も
早朝自分の予定を立てる時

朝 設計(レンズ設計なぞをやっていた)
昼 成形・試作・ゲートカット
夕 梱包・出荷
夜 設計(人が少なくなった所でノンビリと)
↑カメラのレンズや、身近な所では自動扉のセンサーレンズ
 車の衝突防止監視レンズ、ウオッシュレットの赤外線関知用
 投光、受光レンズなどを作って居た。
 ゼロから出荷まで。きつかったっす。

自然と肉体労働と頭脳労働を織り交ぜるようになっていた。
本日は梱包資材等々を買いに外に出たのだけれど
ハヤトはそれだけで疲れてしまいお昼を食べないで寝てしまった

「こりゃーここでは寝るな! 家に戻ってから寝るようにしてくれ!」

最近はパソコンの電源を切るのが好きなので
極力仕事はハヤトが寝ている時間に仕事をするようにしていた。
ここで寝られたら時間が損だ……慌てて家に戻り
お昼もそぞろに仕事に取りかかる

二時間も集中して仕事をしていると
私的には大分疲れてくる。
そうなってくると「ハヤト早く起きないかな……」と
肉体労働に移行したくなって来る
起きない。起きない。
なら仕事をしないと……

「びーーーー」

泣き声が聞え「やったー」と飛び出す私は一体何者なのだろう
集中できなくなったらコーヒーでも飲めば復活するのだけれど
短い時間で仕事をこなす習慣ができているので
寝ていると、自由な勿体無くて席を立てないのだ。

今週も気がつけば明日で終わり。
一週間なんて本当あっという間ですね
ではまた

Posted by Penguin at 09:39 PM | コメント (717)

March 10, 2004

ハヤトの城

関東地方本日はポカポカ陽気
ハヤトと共に公園へと出る足もこう温かいと軽やかである

「あちゃぱぴ!」

定期的に公園に出るようになってもう一週間位だろうか
殆ど使わないけれど、一応お砂場道具を持ち
砂場着を着ての出陣である
とは言えハヤト自身まだ公園で「お友達」と共に遊ぶのは苦手であり
ちょっと話し掛けられただけ、頭を撫でられただけで泣いてしまう

「びーびーびー」
「ええい。この根性無しの箱入り息子!
 もう少し闘わんとお昼ご飯を無しにするぞ!」

泣いたまま私の所に戻ってくる事さえしない
弱虫、と言うよりもまだ家族以外の人間に慣れていないのである
それでも続けなければ慣れる事は無い。
一日一時間を目標に公園通いは続いている。

そんなハヤトの最近の楽しみはベランダで一人楽しく遊ぶ事である
我が家のベランダは建蔽率等々の問題から非常に広く便利である
(建蔽率が低いので、ベランダを広くしてアピールポイントとしたのか?)
また人工芝が敷いてあるので水はけも良く
大嫌いなお友達も居らず、
ハヤトの格好の遊び場なのである

「あちゃぱぴ!」

温かくなったので少々バケツにお水を入れてもらえるのが楽しいらしい
一時は大きめのバケツにタップリと水をあげていたのだけれど
どうもそれをやっていると狂って全身水だらけになってしまうので
最近はバケツに二センチまでと決める事にした

ミルク缶のスプーンニ種(20cc用、50cc用)
洗剤のスプーン
お砂場用スプーンを駆使し楽しそうに毎日一時間は遊ぶ
水遊びに飽きるとマシンに跨りバタバタ、暴れて遊ぶ事を繰り返す
娘が小さい時はこの庭にお砂場までつけようという話があったけれど
無論家の前に砂場があるので頓挫した。

楽しそうだなあ。
一人ミルクティを飲みながらノンビリ観察を続ける。
春が来た。春が来た。
赤ちゃんが駆け回る楽しい季節の到来に
公園の人出は現在増加を続けて居る

「そろそろお友達と遊ぶのに慣れないとね」
「あちゃぱぴ!」 → 僕はここで遊ぶの。お外は行かない
           と言いたいらしい

Posted by Penguin at 10:08 PM | コメント (660)

March 09, 2004

愛子さまになったハヤト

関東地方本日は晴れ
風の温度も大分優しくなって来た
明日以降はポカポカ陽気になるとの噂ですが
公園にも大分子供達が集まるようになってきた
ハヤトも歩けるようになって嬉しいのか
「あぐ・あぐ」と奇声を発しながら
時間を見つけ公園に出るようになった

妹は両親の反対を振り切って
本日アメリカへと戻って行った
母の心痛は計り知れないけれど
こうした人間の「動き」と言う物を敏感に察知するのは
犬、動物の方である

妹が可愛がり、十年以上一緒に寝ていたヨークシャーテリアの容態が
本日大分悪くなったらしい
オシッコが出なくなり、苦しそうな呻き声を出しコタツから出てこない
そろそろ最期の時が来たか……と思うけれど
ヨークシャーテリアはおそらく
自分の身体を張って妹を止めているのである

考えすぎ、想像力が豊か過ぎと言う人も居るだろうけれど
親しい人間が家から去ると言う事は
病状宜しくない犬にとっては致命的な打撃となる
ここ数週間が山かもしれない……それが分かっても妹は去って行った
私が流した涙、母の苦しみを妹が知る事はあるのだろうか
今日も大分考え込む時間が多くなってしまい
動作が自然と鈍くなってしまった

唯一救い? だったのは
赤ちゃんが不思議な行動を取るようになった事であろうか
旦那が会社に出かける際、娘が幼稚園バスに乗り込む際
「たーたー・たーたー」と言いながら右手を振る素振りを繰り返す
?? と思ったけれどこれはどうも「バイバイ」と言いたいらしい

「お前バイバイができるようになったのかい!」
「あちゃぱぴ!」

不思議な技を……
とにかく今日はやる事が無いと赤ちゃんと共に
バイバイ・バイバイを繰り返し遊んでいました
以前皇室の愛子さまが新幹線でバイバイをするシーンが放送され
その可愛らしさに頬を緩めた人は多いと思うけれど
我が家の赤ちゃんもついにその技を会得したらしい

「たーたー・たーたー」

もしかしたら、ヨークシャーテリア同様
この子も居なくなる叔母の存在を暗に察したのかもしれない

妹の未来に何があるか分からないけれど
今は乱れた心を落ち着かせ、
明日また頑張って行きたいと思うばかりである。

バイバイ。わが妹よ。
さびしくなるけどね
私は日本で頑張って生きて行きます

Posted by Penguin at 09:29 PM | コメント (656)

March 08, 2004

週末まとめて日記

関東地方雨は降らないですが
風は冷たいです。
洗濯物の乾きはボチボチと言った所
確かに春は近いのだと
感じつつある今日この頃です。

土曜日はイチゴ狩りをしに鎌倉へ行ってきました。
何故鎌倉? と言うと私の厄払いもありますし
最近完全に出不精だったので
少し古都を感じてみたかったのです。

「あちゃぱぴ!」

普段イチゴを全く食べない赤ちゃんも
イチゴをしっかりご相伴。
お金払ってないのに良く食べるね……
イチゴ狩りの後は鶴岡八幡宮に参拝しましたが
やはり厄払いはしませんでした……理由は

「五千円??」

高い……私の誕生日は来月だから
それまでには済ませておきたいのだけれど
結局それは今回も断念しました

「やはり寒川神社に行きましょう
 今日は無しです」

日曜日は午後からお仕事の打ち合わせ
先月もボスには会ったので大した用は無いだろう? と思ったのだけれど
色々と大きな仕事のお話を頂いており
私としては大きな宿題を貰う事となってしまった。

とにかくやりがいのある仕事となりそうなので
楽しみであると同時に
思いがけずチャンスを与えられた事に心から感謝したいと思う

そして本日、
午前中は娘が寝違えたので病院へ
午後は妹が挨拶にやってきた。
アメリカから帰国してそろそろ半年が過ぎた。
ついに、ついに。
そう。アメリカに帰る日がついにやって来たのである。

「そっか。明日か」
「夕方の便で帰る」

相談に来た訳では無い。
ただ私と子供達の顔を見に妹はやって来た。
重い話はしたくないけれど、
今だ両親にはアメリカに戻る事を話して居ないのだという。

「いつ話すの?」
「今日の夜に話すつもり」
「今度こそ縁を切られる事は覚悟しなさいよ」
「分かっている」

分かっていてもアメリカに戻るのは何故だろうか
仕事も家事も本日は全然進まず
ため息をついて椅子に座る時間が妙に長かったような気がする
ついに行くのか。フシギの国アメリカは次回が最終回だなあ

自分の気持ちを文章に変える。
それはもう慣れているつもりだけれど、
辛い事、思い通りに行かない事、オチがつかない事については
今だ本当に慣れていない
今日は少しお酒を飲んで寝ようと思います
ではまた

Posted by Penguin at 10:14 PM | コメント (828)

March 05, 2004

メールマガジン発行しました

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*:・'゜☆。.:*:・'゜☆゜'・:*:.。.:*:・'゜☆。.:*:....:*::・'゜☆。.:*:
I Make Pretty Angel . 可愛い天使の作り方 . No.274. 2004.3.4. 
Presented by home ikeda . 発行部数 部
*:・'゜☆。.:*:・'゜☆゜'・:*:.。.:*:・'゜☆。.:*:....:*::・'゜☆。.:*:
-------------------------------------------------------------------------
目次
1.可愛い天使の作り方 エピソード2 
2.出産後に・ハワイでビキニ 〜遥かなりしダイエットの日々
 5.ダイエットしては駄目よ
 6.ダイエットの最終兵器・便秘薬は?
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"池田@ママ的子育講座失敗編"(1歳2ヶ月) & (5歳11ヶ月)

*今回はショートショート風でお送りします。
 酸いも甘いも味わい尽くした子育て名人 → エッセイの広告文
 いやー。それはウソばっかり。と言う話です。

登場人物
 ミキ ;五歳のお姉ちゃん。一人っ子生活が長かったので結構ワガママ
 ハヤト;一歳のアチャパピな人
 ママ ;嘘つき極悪人

”お風呂でドン”

「ママ。ハヤトがお風呂のお水飲んでるよ……」
「こりゃいかん。ハヤトこれは飲んじゃ駄目だよ」

 教えても教えても、お風呂に顔を突っ込みゲホゲホとお湯を飲むハヤト。気
持は悪い筈なのにやめる気配は無い。ママは一計を案じキャンプで貰ったカッ
プをハヤトに渡した。怪しそうに見詰めるハヤト。それに少しだけ水を入れ、
ハヤトにそっと手渡す。

「はい、これで飲みなさい」
「あちゃぱぴ!」 → これはびっくり。お水が飲みやすいじゃないか。
           すごいよママ。大発明じゃないか

 目を丸くして大喜びでカップで水を飲むハヤト。さあこれで大成功。オシッ
コや髪の毛が浮いているお風呂のお湯を飲む事は回避される筈……と思いきや
ミキが突如として騒ぎ始めた。

「ハヤトだけずるい! ミキも飲む!」

 お前はお姉ちゃんなのに話をややこしく……やむなくカップをもう一つ持っ
てきてミキに渡す。美味しそうに水を飲み干すミキ。そうそう。お風呂で飲む
水って冷たくて美味しいんだよね……一杯目、二杯目、三杯目……ハヤトは既
に水を飲む事をやめ遊び始めたと言うのに、ミキの手は止まらない。

 全身を襲う嫌な予感。翌日から娘はぴたりと止まっていたオモラシが再発。
慌ててカップを回収し様とするも、既に手遅れ。お風呂に三人で入る際は準備
宜しく娘がお風呂場に運んで来るようになった。

「カップをお風呂に持って来て居るのをパパに見られたら大変だからね。ミキ
がきちんと片付けて持ってくるから心配しないで!」

 心配なのはあんたのオモラシ……
 かくして火種を再発され、相談の結果。お風呂で飲める水の量はカップ半分
までと規定された。無論そうなるとハヤトが納得する訳も無く……またしても
風呂水を飲む習慣を再開させてしまった。うーむ。一体どうしたら良いのだろ
う。

「ママ子育て下手なのかな……何だか自信無くなって来た……」

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”さあ口に入れてみよう”

 子育てをしている内で気をつけなくてはいけない事の一つに誤飲がある。

「あちゃぱぴ!」 → やた、公園だ! お砂で遊ぼう!

 ママの基本方針としては然したる危険が無ければとりあえず食べさせてみよ
う。と言う事である。砂場でも行き始めは何度も砂を食べたが、流石に数回食
べるとハヤト的にも美味しく無い事、食べ終えた後にかなり乱暴に取り出され
る事を学習し、一歳過ぎた辺りから砂は食べる物では無いと理解したらしい。
砂場では楽しく砂を撒き散らし、楽しく遊べるようになってきた。やはり人間
何でも経験して理解しないと分からないよね……

「あちゃぱぴ!」 → お砂は食べてはいけないもの。でもそれ以外の物は……
           と言いたいらしい。

 怒られないからか、ママが仕事をしている間に、何故か楽しく何かを咥えて
いる事がある。飲み込む気は全く無いらしく、本人悪さをしている事を知らし
める為にやっているようにも見える。「そんなに大きい物飲めないから」と更
に放っておくと今度はママの口に咥えていた物を突っ込みはじめた。

「あちゃぱぴ!」 → 面白くない。今度お前咥えてみろ
           と言いたいらしい。

 口の中に放り込まれたのはチョコエッグのオマケ。何事か、と吐き出すと次
はボールペン、人形、靴下と手変え品変え口の中に投げ込まれる。何故? と
思うとハヤトも付き合い良くチョコエッグのオマケを咥えている。そして
その口をママの側に近づけてくるのだ。

「あちゃぱぴ!」 → ほら、僕の口に有る人形を取ってごらん
           と言いたいらしい。

 いやだ。それはいやだ。やりたくない。

 そんなヨダレビタビタの人形を触るなんて……ましてや口でなんか絶対でき
ない。と完全無視を決め込んでいると、今度は髪を引っ張り口を頬にまで近づ
け、行為を強制する。仕方なく人形を口で受け取ると引っ張っていた手を緩め、
頭を軽く撫で始めた。

「あちゃぱぴ!」 → ママもやればできるじゃないか。
           じゃ、次は僕が受け取るから。
           と言いたいらしい。

 繰り返し……
 ハヤト自身食べる物では無いと理解はしているのだけれど、何か違う。
 頭を抱えつつも、被害は更に旦那にも広がっているらしく、一体この遊びを
どうやったら止められるのか、頭を悩ます日々が続いている。

「今更怒っても……分からないんだろうな……どうすべえ……」
「ってお前が教えたんだろ。俺この前ティッシュ口に突っ込まれたぞ。流石に
あれは辛かった……」
「それってまさか鼻水入っている奴じゃないわよね……」
「ピン……」

----------------------------------------------------------------------
”ベビーベッドは何の為”

 ハヤトは重度のアトピーである。
 しかしミキがアトピーであった為、ママはその対処方法は熟知している。
 現在幼児のアトピーの原因としては「卵・小麦」等食事が原因である事が多
いそうだ。ハヤト自身、上腕に針を刺し、抗体を身体に入れる試験を行った結
果・原因は食物由来にある事が分かっている。

 だから夜意識が途絶えた後は身体を抉るように掻く事が何度もある。多い日
で十回以上、少ない日でも必ず一度は夜泣きをしながら身体を掻き毟る。その
時ママは無意識的にハヤトの身体をさすり、掻く事を何とかやめさせようとす
る。どうせ夜泣きをして撫でてあげなくてはいけないのだから……結局ハヤト
はベビーベッドで寝る事は無く、ママのベッドに寄宿している。ベビーベッド
に入るのはミキが幼稚園に行く前の一時だけである。

「さあ、ハヤト君。今日も元気に踊ってみようか!」
「あちゃぱぴ!」

 ベビーベッドは拘束される悪しき場所。 

 というイメージを払拭させる為ママは一計を案じ、ベビーベッドにハヤトが
入った瞬間に歌を歌い踊るようにしていた。ベビーベッドは悪い所じゃないよ。
「お立ち台」。踊る所なんだよ! 教える事半年、ついにハヤトはベビーベッ
ドに入ったとたん、腰を振ってママと一緒に踊りだすようになった。

「すばらしい。今時こんなに踊れる赤ちゃんは居ないよ!」

 歌を歌いながら、軽く相手をしながら服を着替え準備をする。

 確かに初めはうまくいっていた。一人でもCDさえかけていれば、三十分は
楽しく踊って居られた。しかし、時間が経つに連れ、一人で踊る事にハヤトが
疑問を感じるようになり、ベビーベッドに入れられた後抗議の意味を含めてか
柵の部分に噛み付き、歯跡まで付けるようになった。現在生えている歯の数は
上四本、下六本。柵の部分には上の歯の数だけ、四本ギリギリと跡が付き、も
う既にリサイクルショップに持って行っても値段が付かない状態になってしま
った。

「ママお金にしたかったのに……どうせ使っていないくせに、ほぼ新品なのに、
どうしてそう言う事するかな」

 しかし、これ以上放っておくと何をするか分からない。次は柵を破壊し出て
きても不思議は無いのだ。しかし、朝の忙しい時間、立ち上がり動き回るよう
になったハヤトをベビーベッドから解き放つ事は出来ない。更なる手を講じな
くてはならない。そう考えたママはハヤトのベッドにオムツの袋を入れた。

「ほら。ハヤト、オムツだよー投げて遊ぶと楽しいよ!」
「あちゃぱぴ!」 → それは楽しい。ママそれはいいアイデアだ!
           と言いたいらしい

 ビニールを引き千切り、楽しそうにポンポンオムツを投げる。やれやれ、こ
れで少し作業ができる……数分後部屋に戻るとハヤトは既にオムツをベビーベッ
ドから全て投げ終えており、柵に手をやり、腰を振りながらママの到着を待って
いた。

「あちゃぱぴ!」 → これもう遊び終わった。次のおもちゃもって来い!
           駄目なら早くオムツを拾うんだ!
           と言いたいらしい

 朝から何やってるんだろう……やっていいって言ったって、一袋五十ケのオ
ムツを本当に投げきる事無いじゃないか……すぐに新しいおもちゃが思いつか
ないママはベビーベッドから投げ飛ばされたオムツを回収し、ベビーベッドに
入れた。とたんに喜び勇みオムツを投げ始めるハヤト。繰り返し……かくして
ハヤトのベッドは普通に使われる事無く「オムツ置き場」として使用されるよ
うになった。何が間違って居たのか……補正は今でも可能なのか。ママは今を
生きる事が精一杯で、もう何をやって良いのか分からない今日この頃なのであ
った。

「子育ては奥が深い……誰か何とかしてくれえ……」
「あちゃぱぴ!」 → ママが賢い振りをして、実は抜けてるだけ
           さ、早くオムツ拾って。僕投げるから
           と言いたいらしい。

 涙……酸いも甘いも味わい尽くしたなんて一体誰が言ったんだろう……
 あ、私か……私が書いたんか……
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出産後に・ハワイでビキニ 〜遥かなりしダイエットの日々

5.ダイエットしては駄目よ

 今朝体重を計ったら。何と! 一キロ痩せていた。やったーーーと思うが、
一応私は冷静である。先だって夏祭りの際、夜遅く迄自治会を手伝っていた際
見事一キロ痩せる事が出来たのに、数日であっという間に戻ってしまった。

 これは一体……ミスターマリックもびっくり! と思ったが、体重は減るの
が難しくて、増えるのは本当にあっという間なのだ。

「油断をしてはならんな……」

 と心配げにソロソロと土、日、月と体重を計っているが、一キロマイナスを
きちんとキープしている。胸や腰回りに大きな変化は無い。サプリメントは効
いているのだろうか? まだ飲み始めて二週間ほどだが、効果が目に見えてく
ると嬉しい限りである。

「あんたはね、出産が終ってまだ一年も経たないんだから、ダイエットなんか
したら駄目よ」

 日曜日実家に行った際、母からこうきつく念を押された。
 特に私の場合四キロ近い巨大児を自然出産しているので、身体の消耗が激し
く、体調が悪化すると糖尿病になる危険性も非常に高いのだという。

「もう少し落ち着いてからやりなさい。あんたが倒れたらどうするの」
「そんな事言ったって、もうこれ以上食べれないよ」

 お昼ご飯なのにも関わらず、小山と積まれた料理の数々。実家に行くと「食
べろ」「食べろ」を繰り返されるが、ダイエット中の身としてはそれはただの
拷問でしか無いのだ。

「私元々小食なの。お昼からお刺身なんて普段食べないんだから!」
「折角作ったのに! 作った人が可愛そうでしょ! 食べなさい! みきちゃ
んだってほら、頑張ってるじゃない!」
「娘と私は別人格です!」

 結局その日は大量にお昼ご飯を食べ帰路についた。ダイエットの鬼門は土日、

これを上手く乗り切れば、成功するのも夢では無いのかもしれない。

 目指せマイナスあと四キロ! ダイエットの日々はまだまだ続きます。

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6.ダイエットの最終兵器・便秘薬は?

 今週は火曜日に休日を挟んだ事もあり、ついうっかりケーキなどを食べてし
まった結果火曜日の夜の時点ではマイナス五百グラムとなり、やばいと思い節
制した結果、今朝の段階で、かろうじてマイナス一キロとなった。

「と、とりあえず維持だよね」

 マイナス一キロプラスとか言う新しい表現を導入したい今日この頃。
 微妙に体重計メモリが右側に振れているのが、一日の中で一番気になる出来
事である。
このままマイナス一キロをキープできるか、それは全て私自身にかかっている

 ダイエット商品も今色々な物が出ている。黒酢はやってみようと前々から思
って居るけれど、最近は演歌の氷川きよし君が黒豆ココアなるものをCMする
ようになってきた

 黒豆は身体に良いとは昔から言うけれど、どうやらこれを定期的に摂取する
と新陳代謝が良くなり痩せる! と言うのだ。しかも黒豆は女性ホルモンを大
量に含んでいるのでお肌にも良いと言う。

 痩せて綺麗になれる。これはやらなければ……と思うが、現在導入は検討中
である。

 他にも近所の人間は「にがり」ダイエットなる物を実行している。これは毎
日飲む水に「にがり」を一・二滴たらして飲むと言う物だが、これは痩せるだ
けで無く「アトピー」にも効果があるのだと言う。

「本当に効果がありました?」
「テレビではあった。でやってるんだけど……」

 言われて近所のスーパーを見回すに、小さな透明ボトルに普通一般家庭で使
う筈の無い、不自然な「にがり」が売られて居るのを多数発見された。こんな
液体が本当に効くのか? と思うが翌週には殆ど売れてしまっていたから、も
しかしたら効いているのかもしれない。

 しかし直感的にに「にがり」は効かないような気がするので、導入は見送る
予定である。私はノンビリ、半分趣味のようにダイエットを楽しんでいるのだ。
どかーんと減ってしまったらそれこそ健康を損ない、当初立てた目標から大き
く外れてしまう事となる。また噂によると「にがり」を無理に飲んでいると肝
硬変になる可能性があると言う……

どかーんと効いたと言えば、以前何気に薬屋で思い立ち便秘薬を数日飲んだ事
があった。便秘がちな私に効くのだろうか……と思いましたが、効きましたね。
やっぱりああいう直球的薬は効くんですね

 飲み始めた翌日から、朝起きてすぐ意識がしっかりした瞬間から、トイレに
駆け込むようになった。お腹に力を入れなくてもドドドーッと出るのは、嬉し
いような怖いような不思議な感覚であった。

 効果があったのに何故便秘薬をやめたのかと言うと、飲み始めてすぐに体調
を崩したからである。もしかしたら体調を崩したと言う表現は正しく無いのか
も知れないが、一日脱力感が続き、元気が、「やる気」が出なくなってしまっ
たのだ。

「池田さん最近元気無いですねえ」
「便秘薬飲み始めたんだけど、まずかったかな?」
「そんな物飲まないの! 体調崩してるなら直ぐやめなさい!」

 他人に言われてみてようやく薬を飲むのをやめた。
 もう三−四年前の事だと思うが、我が家の薬箱の中にはその時の名残のピン
クの錠剤が小山のように残っている。

 最近は腸内洗浄よりも気楽な、飲むと強烈に効く○○ドカンなどが流行って
いるがこれを飲んで死人が出ている事をご存知だろうか?

「腸内洗浄よりも気楽に家で腸内掃除! 体重も一気に減ります!」

 と言った内容はとても魅力的である。が、しかし便秘な人間にはそれぞれ腸
に理由があるからであり、例えば腸に腫瘍が出来、詰まってしまっている事も
多々あるのだ

 薬の力で一気に腸内の老廃物を押し出す。理屈は分るのだが、その勢いで腸
を遮っていた腫瘍が一気に破裂し、出血多量で死んでしまう事も有り得るのだ。
恐ろしい……と思うがこうした情報は新聞の脇にちょろっと載るだけで、あま
り表立って問題にされる事は少ない。

「おい。本当にそれを飲むと○○が不自然な色に変わるのか?」

 旦那がようやく私のサプリメントに興味を示しだしてきた。話題がどうも一
週間以上私よりも遅れている。

「勿論。一発で変わっておもしろいよ」

 と言うと、どうやら、それを見たさに飲んで見る気になったらしい。

「体調が良くなったら是非飲んでみたいね。面白そうだ」

 現在旦那は風邪をこじらせ二週間目、今朝はコーンスープにバナナを一本食
べて出かけて行った。固形物はあまり食べたく無いらしい。では摂取カロリー
が自然と減って痩せるのでは無いだろうか? と思うのだけれど、水分を一日
三リッター位取る為腹はすっかり水腹・たぷたぷ状態でそう上手くはいかない
らしい

「ま、色々挑戦しているから。興味があったら参加してよ」

 それ以上は旦那は興味無いらしく、ぷいっとどこかへ行ってしまった。ダイ
エットの日々はまだまだ続く。目標通り、是非あと四キロマイナスを目指した
い! 最近は何だかそれも夢では無いなと思うようになった。

-from Mama---------------------------------------------------------------

 一ヶ月ぶり位でしょうか。
 日記は毎日書いているのですが、メルマガとなるとやはり時間がかかります。
 バックナンバーが何年も残りますからね……そこまで気合を入れなくても良い
と言う噂もありますが、お待たせ致しました。
  
 元祖「可愛い赤ちゃん」ミキも今月幼稚園を卒業し小学生になります。
 写真はあまり撮っていないけれど、このメルマガは将来ミキが大きくなった時
ママの目を通して文章で書き綴った記録なのだと伝えられたらと思っています。

 今週は広告掲載は無し。静かな物です。
 ではまた次号でお会いしましょう。もし寂しくなりましたら日記に遊びに来て
下さい。ノンビリ・ノタノタ。文章修行と称して書き綴って居ます。
 コチラ↓
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池田@ママの裏でコソコソ日記(復活)
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私どこからサービスを受けているんだろう・・・
そう思った方は送られてくるメールマガジンのサブジェクトを参照して下さい。

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Posted by Penguin at 09:01 PM | コメント (665)

March 04, 2004

プレゼントの無い誕生日

関東地方本日は晴れのち雨
丁度娘を幼稚園のお迎えに行っている間に
ポツポツと降り始め驚いてしまった。
温かいー寒いー温かい
のリズムがここ数日は

温かいー寒いー寒いー寒い……

となっているような気がします。
この寒い日々が抜けたらきっと春になる。
芽吹いてきたフキノトウ、香りだしたチンチョウゲ、
様子を伺うようなツクシ
公園の植物達は確かに「春」と呟いているのだけれど
疑り深い私の身体は

「いや違う。騙されるなかあちゃん」
「あれはついウッカリ組だ。
 本当は出たくなかったのにうっかり出てしまったに違いない」

と言っているような気がします

本日は旦那の誕生日……
昨年は自転車をあげたけれど
今年は何も買っていない……

「ママ、じゃあケーキを作ってあげようよ!」
「えー。でもそれってママがやっぱり焼くんでしょ……」

特に大した事は出来ないけれど
娘と一緒にケーキを焼き
特性の太巻きを作成した。
二人の子供達は喜んで食べていたけれど
旦那は食べてくれるだろうか

「じゃ、これカンムリ(王冠の事)とメダルパパに渡してね」
「分かった。帰ったら渡しておくわよ」

娘の幼稚園では誕生日に王冠とメダルをして写真を撮る習慣があり
プレゼントの無い娘は旦那の為にそれを手作りして用意したのだ。
うーむ。私とは大きな違いである。

机の上華やかに開いた太巻きの山は
中身粗食ながらも鮮やかで
何とも「家庭のご馳走料理」と言ったイメージで
決して悪いイメージでは無いと思った

明日は晴れてくれるのかしら?
赤ちゃんの容態は大分落ち着き
明日はBCGに行く予定。
ツベルクリンを打ったところは全く反応が無し……
ポツンと穴があいているだけで
周りは赤くはなっていない。白いままである。
と言う事はBCGの接種は必要無いのかしら

「又どこか悪いんじゃないでしょうね……」

多少の不安を感じつつ
ではまた

Posted by Penguin at 08:41 PM | コメント (662)

March 03, 2004

アトピーベビー

関東地方は晴れていますが本日も寒いです
洗濯物が乾かない……
外に出たくないな……と思うけれど今日こそは病院に行かなくてはならない

「あちゃぱぴ!」 → かあちゃんどこに出かける気だ
           と言いたいらしい

赤ちゃんの腕に出来た穴は大分塞がってきた
現在ステロイドの濃度を上げ
肌を無理矢理直しているのだが
容態が落ち着いたならば
ステロイドの濃度を下げ、病状を安定させなければならない。

忙しいから病院に行かれないとは言っていられないのだ。
先生に見てもらい、病状は沈静に向っている事を確認し
薬を処方して貰う。
現在大和市では三歳まで医療費が無料なのだが
本当にこれはありがたい。
娘の時は一歳まで無料で
本当に娘のアトピー治療費が、
家計をどれだけ切迫させただろう

「あちゃぱぴ!」 → つまらない! 暴れてやると言いたいらしい

病院にちょっと行くだけ、でも抱っこでは結構疲れる物である。
それは赤ちゃんも同じであり
たったそれだけ動いただけで赤ちゃんは朝寝に入ってしまった。
寝られてしまった……これは困った……

数時間寝かせた後「起きろー」と叩き起こし(起きない)
今度はツベルクリンへを受けに保険センターへと向う
本来なら生後三カ月で受診しなくてはいけないのだけれど
我が家の赤ちゃんはその時期にアトピーを発症し
受けたくても受けられない状態になってしまっていたのだ。

首も据わらない赤ちゃん達の中
十一キロ、八十センチの赤ちゃんを抱えて立つ。
でかい。目立つな今日は……
久しぶりに母子手帳の成長曲線を確認する
現在一歳二ヶ月だから……成長曲線のどこに居るんだろう……

「あ、やっぱり成長曲線振り切って居るのね」

見た事を忘れよう。記憶の中から消し去ろうと母子手帳を丁重に閉じる。
診察が始まってもアトピーベビーと言う事で
ツベルクリン反応とアトピーの発疹との区別がつく所があるかどうか
看護婦さんの診察を受けてからの受診となる
列の前から五番目に並んでいても、
受診をしたのは結局三十分以上経ってから、
色々と説明を受けている間に
列の結構後ろの人と一緒に並ぶ事になってしまった。

「ハヤト大丈夫だからね。きちんと注射して帰ろうね」

発疹の出ていない上腕部に注射を受ける。
泣かない。それは本当にエライと思う。

今日は本当に我が家の子供が「アトピー」だと自覚した一日でした
疲れました……
十一キロの赤ちゃんを持って放浪するのはやはり疲れます。
雛祭り所ではありませんが、一応散らし寿司を作って食べました。
明日は少し文章を書く時間が取れると思うのですが
ではまた

Posted by Penguin at 09:52 PM | コメント (673)

March 02, 2004

怪しいかあちゃん

関東地方本日は寒さが残る物雨は降りませんでした。

「ハークション」

先週辺りから中国関連のビジネス書をオークションや書店で買い
読み漁っている。
無論諸事情あっての事なのだけれど
普段、人喰い本を読んでいても何も反応しない旦那が
何故かこれらの書籍には眉をぴくっと動かし反応した

「何読んでるんだ……我が家の嫁は……」

とは言っていないけれど、
どうも燻しかんでいる感は拭えない。
昨日は少々遠まわしに理由を聞いてきたけれど
本当の事は伝えなかった。

「ま、色々とね。勉強しているのよ」

私の意見としてはまだ決まっていない、勉強段階の状態で
旦那に話す事により、止められ、否定的な意見を聞くのも嫌なので
と言う事がある。
理由を話すのはもう少し経ってからかな……
きっと止めるんだろうなあ。「頑張れ」なんて口が裂けても言わず
「やめろ」って言うんだろうな……そんな事も無いかな……
その時を想像して時折本を読む手を止める

「あちゃぱぴ!」 → 遊べ! ととりあえず寄って来る

怪しいかあちゃん。しかし娘も赤ちゃんも
私が何を読んでいても気にする事は無い
本日は赤ちゃんに靴下を口に突っ込まれた……
そしてそれを又口移しで渡せと言う。

「ハヤト君。靴下だけは勘弁してよ」
「あちゃぱぴ!」 → ほらよしよししてあげるから、
           ママも頑張って口に咥えてご覧。
           ほら僕みたいに

私の髪をぐちゃぐちゃにし
靴下を口にぐいぐい押し込む赤ちゃん。
唯一救いだったのは洗濯したばかりの
畳終えたばかりの靴下だった事だろうか
うぐぐぐ、うぐぐぐ。
私の一日って何なんだろう……
関東地方明日も寒いそうです。
皆様もお身体には気をつけて
ではまた

Posted by Penguin at 09:20 PM | コメント (619)

March 01, 2004

愛のアカシ

関東地方本日は雨
冬に逆戻りしたような状態です。
ニュースによると雪まで降ったという情報も……
とにかく一日ブルブル、ヒーターをつけて作業をしておりました

「あちゃぱぴ!」

流石に今日は公園に行く訳にはいかない。
朝寝からノソノソ這い上がってきた赤ちゃんの頭は
ベートーベンかと思わせるような
ボハボハの様相となっていた。

我が家の赤ちゃんは天然パーマ・クルクル系である
睫毛はパーマ無しで上を向き
髪を洗った直後は外人の子供かと思うような巻き毛が
頭部全体を覆う。
確かに普段は可愛いのだけれど……
雨の日などは逆に柔らかい髪が災いとなり
大型の帽子を被ったような変な髪形になってしまう

ま、今日は外に出ないから放っておきましょう。

気になっても、髪の毛を直すような事はしない。
仕事場の玩具を一通り投げた後は
私の口に毎度御馴染み人形を突っ込み始めた
またか……辛いんだよなこの遊び……と思うと
今日は新バージョン。私の口に突っ込まれた人形を
自分の口を使って抜き出し、
再び私に噛み付いて取るよう指示をした

「あちゃぱぴ!」 → ママどんどんやる! 僕の真似して!

え、本当にこんな事やるの?
口で受け取るのを成功するたびに零れんばかりの笑顔である。
ヨダレ・ビタビタのチョコエッグのジャンガリアンハムスターには
本日ついに歯形がついてしまった。
オイオイオイ……
雨でやる事が無いとは言え、やりすぎだよ……

「あちゃぱぴ!」 → ママ上手になった。
           その調子で頑張って! と言いたいらしい

三時になりおやつの時間になり
バナナチップスを美味しそうに食べる赤ちゃん。
午前中あれ程まで口に物を投げ込んでくれたのだから
お菓子の一つや二つ分けてくれるかもしれない……

赤ちゃんの隣で口を大きく開け
お菓子を入れやすいように準備するが、
急に反対側を見て、相手をしてくれない。
ならば……とバナナチップスを皿から一枚取り出し
口に咥えようとすると
赤ちゃんの目がキランと輝き
私の手から早々にバナナチップスを持っていってしまった

「あちゃぱぴ!」 → オヤツはおもちゃじゃないの。
           遊びに使うは悪い子だね!

くれない……
私のイメージの中では恋人同士が
プリッツを咥えながら×ゲームをしている姿が浮かぶのだけれど
それは全くお門違いであるらしい。

明日は晴れてくれるのかしら?
洗濯物は乾かず、我が家の一日は今日もまた騒がしく終った。

Posted by Penguin at 09:42 PM | コメント (660)