April 14, 2005

メールマガジン発行しました!

-------------------------------------------------------------------------
*:・'゜☆。.:*:・'゜☆゜'・:*:.。.:*:・'゜☆。.:*:....:*::・'゜☆。.:*:
I Make Pretty Angel . 可愛い天使の作り方 . No.290. 2003.3.. 
Presented by home ikeda . 発行部数 624+177+606+67 部
*:・'゜☆。.:*:・'゜☆゜'・:*:.。.:*:・'゜☆。.:*:....:*::・'゜☆。.:*:
-------------------------------------------------------------------------
目次

1.可愛い天使の作り方 エピソード2 
2.携帯カイツーたまごっち 教えます 〜購入編
携帯カイツーたまごっち 教えます 〜導入・子育て編

------------------------------------------------------------------------

"社会の窓は百円ナリ" (2歳4ヶ月) & (7歳1ヶ月) 

 怒涛のような春休みが終わり、小学校が始まった。
 気が付けばまたしてもティンティン大魔王と二人きりの生活である。

「あんたも来年からは幼稚園生だからね。最後の春なのよこれは」

 早く幼稚園に行ってくれ……暴れっぷりは酷くなるばかりで買い物に出かけ
れば道の真中で大の字になって転がるのは日常茶飯事である。疲れた……買い
物に行きたくない……と思うのは毎週の事である。しかしこれは母としてのツ
トメ。最低でも週に一度はこの苦難を乗り越えなくてはならない。

 娘は二歳で昼寝をしなくなったけれど、大魔王は一日一度昼寝を忘れない。
お昼ご飯を食べ終わると「お昼ねしなさいよ」の一言でコロッと転がり快眠し
てしまう。寝る子は育つというけれど、個人的には

「寝る子はコロコロ」

 という説を強調したい。体重はすでに十四キロを超え、抱っこを迫るその姿
は私にとっては恐怖そのものである。娘のように全く歩かない訳ではない。が、
歩かない時はまさに肉の塊。うっかり荷物を持っていたならば家に戻るまでの
その時間は地獄の責め苦を味わう事になる。

「で、ところでだ。ハヤトのオムツトレーニングはどうなってる」
「まだやってない。あったかくなってからだね」

 二人目はどうもオムツ離れに時間がかかるという話を聞いた事があるけれど、
それは母の手抜きによるものがどうも多いらしい。申し訳ない。流石にティン
ティンをぼりぼりしておしっこをボトボト漏らす回数は減って来た。夜寝る時
もタイツ必須だったのが熱くて嫌がるので最近は恐る恐るながらもオムツの上
はパジャマを素で着せて寝かしている。寝る時は親のどちらかが居ればokな
のだが、夜中にはなぜか必ず私の蒲団へと戻って来る。

 夜中にうぎゃーと悲鳴が上がり、ドドドドという足音の次に足で蒲団を蹴り
上げられる。瞬間の前に蒲団を開け受け入れ態勢を整えなくてはならない。で
なければ長々と夜鳴きが始まり家族の皆の安眠が阻害されてしまうのである。

「そろそろ自分のお蒲団で寝ましょうね」

 ベビーベッドを卒業してもう半年も経つだろうか。
 すっかり私の蒲団を自分の物と勘違いしているらしい。

 公園に出る時間も大分長くなった。

「年下の扱いやすい」

 と判断されている大魔王は女の子にもてもてである。

「弱すぎて喧嘩にならないから」

 と彼女達は言うがそれは嘘である。ティンティン大魔王が弱いと判断された
瞬間、その子は叩かれ押し倒され、おもちゃを奪われる事となる。一歳年上の。
ちょっと弱気な子などは大魔王の餌食と貸し、大粒の涙を流す事も少なくない。

「君たちも油断するとやられるよ……」

 というアドバイスは子供たちの耳に届いてはいない。とにかくオムツトレー
ニングは開始しなくてはならない。郵便局に行くついでにカルフールに寄りト
レーニングパンツを物色する。トレーニングパンツとは「とりあえず一回ぐら
いは」オシッコの衝撃に耐えることができる特殊防水加工のされたパンツの事
である。三枚組みで五百八十円。……
 
 一度手に取ったパンツの隣にもう一種類のパンツが。

「うわー。トレーニングパンツにもブリーフタイプがあるのね」

 頭では思っても手に取る事はしなかった。お値段は六八〇円ナリ。昔旦那に
「社会の窓は使っていない」「あれはただあるだけ」という話を聞いた事があ
った。男の子だからって形に拘る必要は無いんじゃないだろうか……

「大丈夫。水色のパンツだったら男の子用だって分かるよ。それにほら、どう
せあってもなくても絶対変わる事は無いと思う」

 かくしてポーンと買い物篭に投げ込まれたトレーニングパンツ(社会の窓ナ
シ)これによってすっかり寝ぼけていた? 私の子育て生活も転機? を迎え
ることになりそうです。

-------------------------------------------------------------------------
携帯カイツーたまごっち 教えます 〜購入編

 ある日、はっと気がつくと娘の誕生日が近づいてきていた。
 私は普段娘にガチャガチャはやらせないし、プレゼントもあげていない。全
てはまとめて誕生日に、というのが私の言い訳? いやいや。大事な意見であ
る。

「誕生日ぐらいは何か買ってあげないと……だめだよね」

 ついつい本音がぽろっ。
 同月に誕生日のある旦那には「低反発マット」を送ることはすぐ決まった。
これは腰が痛い痛い。布団が硬い硬いと言っている旦那には一番役に立つアイ
テムになるだろう。残る娘はどうしよう……近所の子供たちへのリサーチの結
果、私が独身時代旦那にせびり一ヶ五千円で買ってもらい早々に飽きてしまっ
た「たまごっち」の新型を買ってあげる事に決めた。決定打は別に無い。ただ
子供たちの間で流行ってるというので買ってあげよう。ただ単純にそう思った
のだ。

「今人気があるらしいけど、まあ・おもちゃ屋さん何軒か行けば売ってるでしょ」

 以前人気があった時に売り損ね、バンダイが多大な在庫を抱えた事は有名な
話である。誕生日の一ヶ月以上前、家族皆で近所のおもちゃ屋さんを捜索した
まごっちを探す。最初の一軒目で「たまごっちありません」という看板を見た
瞬間、私の全身には思い違いの可能性と共にいやな予感が走った。

「みきちゃん。次のお店に行こうか……」

 腰が重い。
 嫌な予感がする。

 その日は結局見つからず「結局何も買ってくれなかったー」「ママの嘘つき
!」と大騒ぎする娘を怒鳴りつけ家路へと急いだ。お店には「でかたまごっち」
と呼ばれるたまごっち専用のショップ(ごっちポイントというたまごっちと遊
ぶことによって取得できるポイントで購入が可能)はあっても本体は陰も形も
無かった。誇らしげに「でかたまごっち」に自分のたまごっちを通信させる娘。
何も持っていない娘を見ると「ふん。持ってないんだ」と鼻先で笑い? 立ち
去って行く姿が印象的であった。

「インターネットで探してあげる。大丈夫きっと見つかるよ」

 という考えは完全に甘かった。定価三千円以下の品がなぜか五千円以上でバ
カスカ出品され落札されている。ならばアマゾンで! と思ったがどれも在庫
切れで手に入らない。これは困った……娘はすでに「たまごっち」を手に入れ
るのが当たり前と思っているらしく、るんるん気分で友達に「買ってもらう約
束をしたんだ」と話しては喜んでいた。「誕生日はまだ先だからねー」「みつ
からなかったら人形だからね」と私が声をかけてもまったく聞く耳は持ってく
れなかった。

「俺が差額払うから、オークションで買うか?」
「いいわよ。何とかするから」

 困っている私を見かねて、妹が太古の昔はやった「ごじらっぱー」を郵便で
送ってくれた。これはタマゴッチが出たときに頻発した類似商品の一つで、ま
ずは練習にと娘は飼育を開始した。しかしこれは、「通信ができない」「かわ
いくない」と文句が多かった。

「折角送ってもらったんだから文句ばっかり言わないの!」

 最新のたまごっちの世界は自分だけでなく世界に広がっているらしい。たま
ごっちを持っている友達に「通信しよう」と言われて「これできないんだ」と
断る時の娘の情けない顔。その矛先が私に向く事は無かったけれど、母として
は火をつけてしまった責任について強く痛感せざるを得なかった。

「トモコちゃんーーあったよーーーこれでしょ、たまごっち」

 結局は妹が横浜の会社側の東急ハンズで買ってきてくれ、娘の下に無事届け
られた。やれやれと定価通りのお金を支払い、プレゼントを誕生日までしまっ
ておこうとした瞬間。娘はそれを持って階段を駆け上がって行った。

「あのね。ママ 前ママプレゼント貰った時誕生日前でも貰ったでしょ。だか
らミキもそうするね」
「え、もう持って行かれますか」
「うん。それじゃーね。これははーちゃんにあげる」

 ぽいっ。とすてられてしまった「ごじらっぱー」可愛そうに数日後死亡し、
幽霊となって廊下に転がっていた。何とも哀れである。

 かくして娘の手に収まった「携帯カイツーたまごっち」 その後これが様々
なトラブルを生むことになるのだけれど、その時は無事に誕生日プレゼントを
確保できた喜びに満ち溢れており、それを想像する事はできなかった。

----------------------------------------------------------------------

携帯カイツーたまごっち 教えます 〜導入・子育て編

 「携帯カイツーたまごっち」が出る前に「たまごっちプラス」という種類の
たまごっちが出たらしい。こちらは携帯と通信ができないだけで基本的な機能
は同じである。たまごっち購入直後、娘は小学校から戻って来るとまずは「た
まごっちの子守り」をしていた私からタマゴッチを受けとりありがとうも言わ
ず外へ駆け出して行く。どうやら友達と「通信」をして遊ぶ約束になっている
らしい。

「ピアノの時間には戻るから。それじゃーね」

 通信をすることによりゲームをしたり、プレゼントを貰ったり。外を歩いて
いるとなぜかタマゴッチを二つぶら下げて歩いている子供を良く見かける。あ
れは友達が居なくても通信して遊ぶために必要だからそうだ。娘も基本的には
もう一台欲しいのだが、苦労して手に入れた事は分かっている為、友達と毎日
通信して遊ぶことによりその欲求を満たしていた。

 以前のたまごっちは

「すぐ死んでしまう」→生命を軽視
「リセットボタンでやり直しができる」
          →何でもすぐやり直しが簡単にできると
           子供たちが思うようになる 

 等々PTA諸氏から苦情があったが、今回のたまごっちはそうした点、改良され
り中々死なないようにできている。リセットボタンも無論ついているが、結婚
し子供を産んだたまごっちは「たまごっち星」に戻るだけであり、敬い奉って
いれば? 小遣いが貰えるだけでなく病気になった時助けてくれるのでリセッ
トボタンを押す事はむしろ子供たちにとって不利に働くのだ。初代のたまごっ
ちが星に戻ったときは「殺したでしょうママ!」とだいぶ娘に責められたけれ
ど、戻った初代も携帯電話を使用して通信すればまた会う事もできるようにな
っているのだ。

「日本のお母さんは皆日中たまごっちの世話をしているのですか?」
「うーん。否定できない所が悲しい」

 首からネックストラップにつけたたまごっちをぶら下げ公園に出る。それも
大分慣れてきた今日この頃。きちんとお世話をしないとたまごっちは「可愛く」
育ってくれる事は無い。日中たまごっちの世話を拒否しつづけていたお母さん
は子供に

「お母さんのせいで「くろこっち(色の黒い可愛くないたまごっち)」にばっ
かりなるんだからね!」

 と怒鳴りつけられ続け、ようやく子守りをする事に同意した。可愛いたまご
っちに育たないと通信をした時に恥ずかしい上に結婚する際友達に拒否される
可能性が高くなるのだ。

「だって結婚はおせっかいババアが来るんだからいいじゃない」
「そうなんだけどさ。お母さんがちゃんとお世話してくれればさ……わたしも
「ふらわっち(とても可愛いたまごっち)」が育てられるかもしれないのに」


 産卵期になるとたまごっちの元にはお見合いの斡旋をするおばあちゃんたま
ごっちが現れる。私は見た事が無いが結婚が成功すると花火が上がるらしい。
子供が生まれた後翌日の十二時に親は手を振ってたまごっち星へと戻って行く。
娘は春休みのある日そのワンシーンを見る為だけに普段九時に寝る所を夜中の
十二時まで必死に起きて睡魔と戦っていた。

「時刻をずらせばいいじゃないか」
「そういうインチキはやらない約束になっているの」

 広く広がるたまごっちの世界。出先でたまごっちを持っている人を見ると通
信をして友達になる。見ていると確かに楽しくて嵌る理由が分からぬ事も無い
のだけれど……

 二ヶ月が経過した現在、たまごっちはすっかり打ち捨てられ? 部屋の隅に
置かれている。でも死んだら怒るんだろうな……と死なない程度定期的にお世
話を続ける今日この頃であります。たまごっちの恐怖。もし子供が欲しがって
居ないのに誕生日プレゼントに買ってあげようと思っている人はご一考を。意
味不明な苦労があなたを襲う可能性は非常に高いと思います。

-from Mama---------------------------------------------------------------
 
 発行遅れてすいません。すっかりたまごっちの里親係と化している
 今日この頃です。
 何しているんだろ? と気になる方は是非日記に遊びに来て下さい。
 ↓ 実は今月の火曜日に訴訟を控えております
 ↓ 映画みたいな事自分に降りかかるとは思いませんでした
 ↓ 忙しいのは良い事だがモットーの私ですが、こういう忙しさは嫌ですね
 ↓ ではまた。

-------------------------------------------------------------------------

池田@ママの裏でコソコソ日記(復活)
http://penguin.oops.jp/mama/index.html

私どこからサービスを受けているんだろう・・・
そう思った方は送られてくるメールマガジンのサブジェクトを参照して下さい。

まぐまぐの方は I am making Pretty Angel xx . ( ID 7011 )
Macky!の方は I am making Sweet Angel xx ( ID 1001 )
メルマの方は I am making Pretty Angel xx (ID m00010045)
メロンパンの方は I am making Pretty Angel xx (ID m00010098)

となっております。どれもホームページにて登録及び解除を行うことができます。
解除依頼メールは一切拒否致します。
Presented by home ikeda
HomePage http://www.vector.co.jp/authors/VA014203/

(遊びに来てね!現実のみきたんがあなたを待っています)
(BackNumberも公開しています。途中から購読の方はご利用下さい)
E-Mail : angel-miki@jcom.home.ne.jp
営利・非営利に関わらず無断での転載、再配布、全文および
一部の引用等を禁止します。
なにか不都合が生じても、当方はなにもできません。


-------------------------------------------------------------------------


Posted by Penguin at April 14, 2005 11:54 AM
コメント
コメントする









名前、アドレスを登録しますか?