April 08, 2005

日本の免許証は怖いのよ

誕生日は免許の更新に。
考えて見れば三年前もそうだったような気がした

「シートベルトで一度掴ったからね。有効期限三年なのだよ」

五年は長いが三年は短い
妹が留守番を買って出てくれたので
駅に近い警察署へ車で出向く
受付時間の三十分前は流石にガラガラで
簡単に車は止められた

「すいません。書く紙とかあったら書きますけど」
「受け付け時間になるまで待っていて下さい」

融通の利かない……
結局受け付け時間になったとたん

「隣の交通安全協会で印紙を買って来て下さい」

と言われた
最初からそれが分かっているなら教えてよ……
印紙を買い、会員で無い為写真撮影代七百円の所を千二百円取られる
煩雑な……
しかも合計で四千円以上かかるって
事務処理もっと簡素化して安くする事はできんのか???

普段外面良し子ちゃん。愛想の良い智子ちゃんで通っている私の顔は
自然と凍りつき、
必要以外最低限の会話は交わさぬようになっていた

「じゃ、ここで座って待っていて」

書類を渡し延々と待つ。
気がつくと昔に比べて記入する欄は極端に少なくなった
良く知らない頃は交通安全教会で書類を作ってもらうのが
当り前だと思ったけれど
あれは全く必要無い

ようやく自分の番となり視力検査
コンタクトをしているかどうかさえ聞く事は無い
二つ三つ答えて検査は終了
藁半紙に印刷された手の平程の用紙が渡された

「じゃ、これ来月の十二日に生涯健康センターで受けて
 免許証は七月まで延長しておいたから乗れるから」

ぺたんとハンコウが押された免許証が戻される
なんと……
免許証一つ受け取る為には

受付ー研修ー受取 と三回も出向かなくてはならない!

のである。
げにおそろしきは日本の縦割り行政

「自分達の効率が一番大切」

警察署は不愉快な場所、だとは分かっていたけれど
これはなんでも酷すぎるのでは無いか?
三年前は運転免許の試験場に休日行き即日配布だったけれど
これじゃ社会人の人は大変だ

「もう用事はおしまいです。さ、帰ってください」

本当にこんな感じで言われ家路につく
来月もまた妹来てくれるのかしら……
いやいや。嫌がらせ半分、
研修会場でティンティン大魔王を大暴れさせてやるか……
きっと彼は何も言わなくても
いい仕事をしてくれる事だろう

「え、もう帰ってきたの。映画でも見ようと思っていたのに」
「そう言わないでよ。大変だったんだから」

日本の運転免許は怖い。
何でって……とにかく煩雑なんですよ。ということで
ではまた

Posted by Penguin at April 8, 2005 02:39 PM
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