August 09, 2004

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*可愛い天使の作り方
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I Make Pretty Angel . 可愛い天使の作り方 . No.281. 2004.8.9. 
Presented by home ikeda . 発行部数 697+281+889+78 部
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目次

1.可愛い天使の作り方 エピソード2 
2.自治会下っ端大戦記8 〜パトロールは誰の為?

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二度目の旅路(1歳8ヶ月) & (6歳6ヶ月)

 関東地方は暑い日が続いています。

 赤ちゃんもお姉ちゃんも相手が仕事をしながらの母ちゃんではどうも勢いが
余るらしく、日々「あぎゃー」「あぐー」といった危険な叫び声が木霊するよ
うになっていました。やばいこのままでは……どこかで元気を抜かなければ……

 八月に入り旦那の夏休みに突入。ということで毎年御馴染み、千葉のマザー
牧場のキャンプに参加した。三年前はこの世に存在せず、二年前は私のぽっこ
りとした下腹に、一年前はベビーカーで転がって居た赤ちゃんも今年は一人前
! の筈も無く、結局料金無料。味噌っかす状態での参加となった。

「やたー。今年はトンボを取るぞ!」

 出発前百円ショップに出かけ、虫取り網と籠を購入する。しかし今年は台風
が去った後ということもあり、虫の数は少なかった。親的には蚊が少ない分苦
労が減るからラッキーと思うが、何も取れず虫取り網を振り回す娘にしては解
せない部分があるらしい。

「全然取れないよ。ママどうして!」
「そんなのすぐ取れたらプロになっちゃうでしょ。地道に行きましょ。地道に」

 結局チョウチョを二匹、バッタを一匹捕まえて一日目を終える。テントはり
も今年は初めて旦那、娘、私と三人がかりでの作業となった。

「初めてだよこんなに楽なテントはりは」
「何だか初めてお役に立てたような気がする」
「毎年何だかんだ言って動けなかったからな。結構楽しいだろうテントはりっ
てのも」
「うん」

 いやーやれば私もできるんだ。

 私のみならず、完成したテントを赤ちゃんは殊のほか気に入ったらしい。ゴ
ロンゴロン転がっては楽しそうに外を見つめ出ようとはしなかった。

「ほらご飯作りに行くのよ。出てらっしゃい!」
「あちゃぱぴ!」→僕のお家はここだ! 外になんて出るもんか! 
         といいたいらしい。
         が無視。

 バーベキューを食べ花火を見て就寝。興奮して寝ないかと思いきや、赤ちゃ
んも娘もランタンの火を消した途端バタンキュー状態であった。後はオモラシ
の心配だけ……であるが結果についてはもうそろそろ娘も名誉の問題が発生す
るので、ナイショにしておきたいと思う。

 牧場の朝は早い。けれど更に我が家のアチャパピ連合軍はは早く五時半から
起きて暴れていた。牛の乳を搾り、焼きおにぎりを食べ……連合軍の食欲は至
って旺盛。テントを畳む際は少々赤ちゃんが暴れて大変であったが、それ以外
は滞り無く全てのイベントが終った。

「あちゃぱぴ!」→僕の家を壊すなんて許さない。僕はこの家を死守する!
「だめなの。これは片付けないと……すいません。担当の方、保父さんいらっ
しゃいますか???」→無理やりスタッフの人間に赤ちゃんを預け、勢いで片
付ける。

 これでマザー牧場のキャンプに参加するのは三回目。今年で四年目になるイ
ベントだそうだが、リピーター率は高く、今回は四十家族中、三十家族がリピ
ーターだそうだ。とにかく値段が安い。二食付きで七千円。そしてイベントも
盛りだくさん。スタッフも元気で楽しいとなれば来なければ嘘になるだろう。

「もう四月頃になると「予約できませんか」って問い合わせが入るんですよ。
まだパンフレットも作っていないのにですよ」
「私もチラシが入ると即予約しますよ。だって子供が楽しみにしていますから」

 今年は予約待ちが二十家族も出たと言う。大人気である。リピーターが居る
限りやり続けると言って居たけれど、子供達の笑顔を見ていると本当にそうし
て欲しいと思う。

「来年も来ますねーーー」
「お待ちしています!」

 この後、至れりつくせり、洗濯機・乾燥機・マッサージ器が完備された会社
の保養所に二泊したが、娘はキャンプの方が楽しかったと言う。来年の夏休み
はどうなるのか? 旅行マニアの娘は今回の旅行で然程成長したようには見え
ないが、赤ちゃんの方は二度目の旅行で少々タフになり語彙が増え、泣く回数
が減ったような気がした。成人前に十回旅行に行けばぐれない子供になる。今
回は赤ちゃんもようやく二回目をクリアした事になる。

「でもあんた真っ黒になっちゃったわねえ……男の子だからいいや。と思った
母ちゃんが悪いんだけどね」
「あちゃぱぴ!」→お前のせい! といいたいらしい。

 力強く成長する子供達を両腕に抱えながら、次の旅行について旦那と話して
いる私は日々のショックから少々立ち直り、元気を取り戻しつつある。
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自治会下っ端大戦記8 〜パトロールは誰の為?

 関東地方は四十度近い暑い日が続いている。
 暑い。

 絶対二年程前から日本は亜熱帯気候に属している筈だ……テレビではアフリ
カ出身のサンコンさんが「今の日本はアフリカより暑い」とコメントしていた。
四十度というとすぐにはピンと来ないが、営業などで外に出た際、ダラダラと
汗を流し温度計をみつけてしまった時と言うのは「うわあ」と悲鳴を上げてし
まう程のダメージを持って居る。暑い。暑い。クーラーが冷えた部屋でノンビ
リ・ノンビリしていたい……という私の思いを自治会はいとも簡単に打ち砕い
て行く。

「池田さん。来月七日パトロールですけど」
「だからそれは行かれないって、何度も言っているじゃないですか」

 平日の夜。地区の安全の為にパトロールをせよとお達しが来たのが数ヶ月前。
が、子供達だけを置いて出かける訳にはいかない。が、自治会の班長としての
義務もある。ということで土曜日にパトロール回りが予定されている班長さん
とお話し、交渉した。

 事情を察した班長さんは交代を約束してくれたのだが、自治会長さんに交代
を承認して貰う段階でつまずいた。「勝手にそんな事をしてはいけない」「特
別扱いは許さない」と言うのがその理由だが、私に言わせれば単なる嫌がらせ。
イジワルである。

「平日無理なら土曜にずらしてもいいから」
「無理ですって。大体その時期旦那が海外出張してますから、根本的に無理な
んですよ。平日だろうと休日だろうと」

 動揺が走る自治会の幹部達。さて、それは困ったという顔をするがそれはも
う大分前から分かっていた事である。私としても旦那不在を近所中に知らせて
防犯上問題が起こると怖い。であるからして、大声で言う事は今日まで控えて
きたのだけれど。できないものは結局できないのである。

「最初から言ってたじゃないですか。それでAさんと交代して貰おうと言う話
をしたら、駄目だって言われたんですよね」
「分かった。じゃ交代していいから」

 じゃ、交代ってなんだろう? とにかく了承が出たのだこれで……と思いき
や、Aさんに幹部から了承が出た旨連絡するともうそれは手遅れだと言う。

「もう皆に通知しちゃったから〜それは無理」

 明るい顔で歌うように言われると、ちょっと引いてしまうけれど。それはカ
ナリ困った。

 皆に通知。そうそうなのだ。このパトロールは班長が中心になって、その班
の中に入る人達が集まって行なうイベントなのである。班長じゃないから私・
関係無い……とは言っていられない。

 すったもんだの末、

「世界の平和より家庭の平和」

 と言う事が受け入れられ、自治会の幹部が私の代わりに出てパトロールをし
て貰える事になった。一応「すいません……迷惑おかけします……」とは言う
が、結局の所イジワルをしたから、勝手にこんなイベントを考えたからこうな
った訳で私が子供の命をかけて負う責任など何も無いのだ。

 私は回らなくていい。
 でもそれだけでは終らないのがこの「パトロール」の恐ろしさだ。
 
 自分の担当している班の中一人一人に声をかけ「○月○日に自治会館に集ま
ってください」と連絡する。理由の説明もこれまた難しい。

 犯罪が「おこるかもしれない」のでパトロールをするのだが、実際の所は今
何も起こっていないのだ。小さな子供が居る家は勿論駄目、年寄りだけの家も
夜歩き回る事は却って危険を招くだろう。噂では生後七ヶ月の赤ちゃんをベビ
ーカーに乗せて回ったお母さんが居たとか。それって本当に何かあった時一番
危ないんじゃないだろうか? とはいえそうした事情を理解してくれないのが
自治会である。

 一軒一軒への説明案内の巡業終え「パトロールに出席する」と約束してくれ
たのは三軒だけであった。オイオイ……自治会では最低七人必要としているん
だけど……いやいや根本的に私の班は十人しか居ないのだから、七人達成目標
は高すぎる目標なのだ。

 大体「パトロール」と言う考えが急に浮かんだのは今年からなのである。背
後に黒い魔の手が見え隠れ。集会で小耳に挟む「予算」「他の地区はこの位や
っているらしい……」「うちの自治会も負けてられない」と言う会話。やはり
これもドッチボール大会と同じレベルの話になっているような……タダで使え
るものは何でも使おう。そしてアワヨクバ……と言う発想なのかもしれない。

 防犯対策の為、自治会ではパトロール以外に自転車に「防犯パトロール中」
と言う看板をつけさせ、他の地区からやってきた人間にはただ自転車に乗って
いるだけの行為も「パトロール中」なのだと思わせるような作戦を取っている。
私も何枚か看板を受け取ったがあまりにみっともないデザインなのでつけては
いない。

「いいですか。同じ班内に自転車を持って居る人が居たら「つけていいですか」
と言って必ずつけて返って来て下さい。「後でつけます」と言ってもつける人
は殆ど居ませんから」

 人間の心理を良くご存知で。とはいえそこまで人に強制させる理由も無いの
で私は看板を手渡しするだけで帰ってきた。案の定。ある看板は玄関先に雨ざ
らしにされ、ある看板は道路に捨てられていた。

「寂しいねえ。いらないんなら受け取らなきゃいいのに」
 
 看板はそれで良いかもしれないが、問題は人間が動かなくてはいけないパト
ロールである。

 リンリンリンと鈴を持ち笛を吹き、危険人物が居たらライトをあてて逃げる。
実際私も既に一回パトロールに出席したが、夜中女性がフラフラする事こそ危
険なのではと確認するに過ぎなかった。

 コンビニが一軒あるばかり、パチンコ屋も、雀荘も無いこの地区で毎週パト
ロールが必要なのだろうか? 危険が起こる前に……でここまで人を巻き込ん
で良いのだろうか???

 かくしてパトロール当日。

 の二日前、自治会内である一人の老人が亡くなった。特に縁がある人では無
かったので私自身は関係無い。と回覧版を見て思ったのだけれど、自治会の会
長さんは違った。私の住んでいる自治会の会長さんは葬式があるとその受付を
代行するのが通例になっているのだという。

「で、パトロール行けなくなったから。古参の人に適当に回って日報つけてお
くように言っておいてくれる」
「夜中に人を回らせる事に「適当」なんてできません!」
「いいんだってそれで。じゃ」

 じゃって何だろう。
 あてにしていたのに、そんなに簡単に約束を反故にしていいのか???

 さてでも本当に捨てられてしまったらしい。どうしよう。しかし、相談した
くても旦那は既に日本に居なかった。

 一晩じっくり悩んだ末、私はパトロールを一週間ずらす事にした。私自身も
そう大して知っている訳では無いけれど、もっと知らない人たちをパトロール
に出す訳にはいかない。もし万が一の事が起こった時、絶対に後悔すると思っ
たからだ。結局班の人数分の「パトロール日付変更のお知らせ」を作成し、古
参の班員の元へ出向く。事情を説明し延期の旨を伝えると返って来たのは意外
な答えだった。

「分かった。じゃ適当に回って日報つけとくよ」
「え、それって危なくないです? 来週だったら旦那も戻ってきますし、私も
一緒に回れますから」
「急に日付変更したらまずいんでしょ。大丈夫適当にやっておくから。こうい
うのは慣れてるのよ」

 結局押し切られた形で、お願いすることにした。

 パトロール当日、結局お願いした人は一人も来ず、「適当」と約束してくれ
た人が一人で回る事になったそうだ。「おばあちゃんと約束しても夜は寝てし
まうから、あてにならないのよ……」と後日私が怒られたが、おばあちゃん一
人で住んでいるような家でそれ以外の人とどうやって約束するのだろうか? 
それは私が知りたかった。

 翌週配られた市の広報には

「自治会のパトロールに自主的に参加しましょう」

 といった広告文がページ一枚に渡って書かれていた。邪推ばかりじゃなくて、
やっぱりこの辺が絶対、パトロールを行なう事になった元凶なんだろうな……

 ぷるぷると行き場の無い怒りを抑えつつ、広報をゴミ箱に勢い良く捨てなが
ら、私は次なる「子供会のパトロール」についての電話説明を受けていた。

「老人会では一度出たらもう出なくていいって噂があるんですけどね……はい。
来週ですか。はい。私旅行で留守です。はい。いません……」

 自治会なんて大嫌いだ……

 そして来月には最強の敵「夏祭り」が控えて居る。子供会と自治会掛け持ち
で、身体持つんだろうか……誰か助けてくれるだろうか……

 とりあえず身体を持たせる為の算段を考えつつ。ああ自治会が簡単に辞めら
れたならどんなに簡単だろうと思う今日この頃であった。とにかくもう半年を
切ったのだ。後少し我慢すれば……オサラバ! なのである。もう頑張るしかない。

-from Mama---------------------------------------------------------------

 と、いうことで。まぐまぐBooksアウオード挑戦しています。
 ホカホカ本で懲りたんじゃ……と思われている方。今回グランプリになると
ホカホカ本では無くてきちんとした本になるんですよ。

*可愛い天使の作り方
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 投票は今月6日から20日までで、6時間が経過するとまたクリックできます。
 目標は50位以内です。結果は9月末に発表されるそうですが、是非皆様
 一日一善一クリック。日記の方にもリンクがありますので、是非ぽちっと
ぽちっと協力して頂ければ幸いです。

 暑い日が続いています。
 考えてみれば最近文章を書く時間が減っていたような……あきませんねえ。
 とにかく書く時間は多く取るよう心がけたいと思っています。

 次なる新連載は「激闘! おばさん道!」を考えています。
 一話は「おばさんを感じる時」を予定しています。
 あなたはいつ自分の中で「おばさん」を感じましたか?
 私は……是非次回お楽しみに!
 ではまた

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池田@ママの裏でコソコソ日記(復活)
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Posted by Penguin at August 9, 2004 09:52 PM
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