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コ新しい銀行

熱帯夜が続く今日この頃。今年は7年振りの猛暑が続く予定であると言う。クーラー等の電化製品の売り上げは絶好調。ビール及び発泡酒の売り上げも軒並み上昇中であるという。残念ながら私の仕事場にはクーラーが付いておらず、相変わらず扇風機のみの暑い生活を続けて居るが、人間馴れれば何とかなるものである。

そんな暑い中、私は相変わらずオークションにはまっている。昨日も又一つ荷物が届いた。今日後ろにかかっているのはBackStreetBoysのBlack and Blueである(アメリカのスマップのようなものです)最近は特に振り込みの作業がオンラインで出来るようになった為、本当にパソコンの前に座っているだけで注文した物があっという間に届いて来る。便利である。現在私がよく利用しているのがジャパンネットバンクhttp://www.japannetbank.co.jp である。今回は、私が現在注目している”新しく出来た銀行”をご紹介してみたい。既存の銀行の概念とは全く違うサービスを展開しているのが非常に面白い。

ジャパンネットバンク;
http://www.japannetbank.co.jp
yahooオークションの公式銀行。yahoo身元確認も口座確認をしていればok。オンライン上で簡単に取引が可能。入金は月3回まで無料(以後一律157円)振り込み手数料はジャパンネットバンク間の取引であった場合は52円、他行宛は168円となる。問題点としては2002年4月1日より口座維持手数料が1,050円かかると言うこと。但し月30万円以上預け入れを行っていた場合はこの手数料が無料となる。通帳は無し。取引結果はWeb上で確認を行うのみ。

IYバンク;
http://www.iy-bank.co.jp/
現在インターネットバンキングには未対応。現在東京・静岡・埼玉にて展開中。全国展開は来年以降になる予定である。セブンイレブンにATMが設置され、預け入れは7:00〜19:00までであれば何回でも無料。時間外での利用は一律315円のの手数料が必要。
しかし現在はインターネットバンキングには対応していない(今後対応予定とのこと)
気になる口座維持手数料は2002年3月から105円となっている。但し月10万円以上預け入れを行っていた場合はこの手数料が無料となる。

新生銀行;
http://www.shinseibank.co.jp/
http://www.shinsei-style.com/
日本長期信用銀行が外資に移った物。私が注目しているのはPowerFlexという商品でこれを利用すると郵便局や主要都市銀行の振り込み手数料が無料となるだけでなく(但しこれは2001年9月末までのサービス継続してサービスを受けたい場合は新生ゴールドカード会員となるか預け入れ資産が100万円を超えている必要がある)、取引レポートも毎月無料で受け取る事が出来る。インターネットでの送金手数料は完全無料。金利等についてもかなり優遇される。(年1%→現在都市銀行は年0.05%!)
届出印ではなくサインで取引申し込みを行う。口座維持手数料は2002年4月1日より1000円となっている。但し月30万円以上預け入れを行っていた場合はこの手数料が無料となる。

その他ソニー銀行 http://sonybank.net/ や三井住友銀行 http://www.smbc.co.jp/ なども最近できたばかりである。私はこのコラムの為に上記全ての銀行に口座申請を行い、色々と調べてみた。明日以降経験談を含めて楽しんで、というよりも一緒に勉強して頂ければ幸いです。

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ジャパンネット銀行についてもう少し詳しく。http://www.japannetbank.co.jp
前述したがyahooの公式銀行である。同行内の振り込み手数料が56円というのは非常に魅力的である(ソニー銀行は同行内は無料)オークションの紹介文にも「ジャパンネットバンク対応」と記載される事が多くなってきた。8/1からオープンする”まぐまぐプレミアム”(まぐまぐ有料版マガジン)の公式銀行となることも決定している。

インターネットで新機口座申し込みを行うと数日して申請書類が送られてくるので、それらに記載し、身元確認書類(免許証のコピー等)を添付すると特に確認の電話等無しにカードが2枚送られてくる。1枚は三井住友銀行やam/pmのキャッシャーにて使用出来る本当に普通の”キャッシュカード”である。もう一つは紙製のカードで、16種類の乱数が書かれている。このカードを使用してインターネット上で振り込み処理を行う。振り込み依頼を行うと何番目の乱数を入力するよう指示が出るので指示通り入力を行うと振り込み処理を完了させる事が出来る。非常に簡単であり、振り込み通知などもメールで到着するので非常に安心である。

利点;yahooオークション利用の人間は振り込み手数料において有利(やはり利用者が多い為)
   有料メールマガジンを読んでみたい人やメールマガジン作者は広告代理店からの振り込み手数料も安く済むのでこれまた有利である。
   付加サービスも増えてきました
   野村証券・野村ホームトレードhttp://www.nomura.co.jp/hometrade/browser/elec.html
   振込手数料は無料で買い付け金額の振り込みが可能。専用メニューがジャパンネットバンク内コンテンツにて提供されているので株取引を自宅で行っている人は楽かもしれません。その他証券会社ではさくらフレンド証券、DLJディレクトSFG証券、ニッセイ ファンド・クリックが対応している。
   保険提携サービス
   NISSAY、三井ファイニング、三井ダイレクトに対応。振り込み手数料無料で保険代金の支払いが可能
   
   その他貴金属取引やネットショップなどとも提携が結ばれており、大概振り込み手数料無料で取引を行うことが出来る。

欠点;やはり月の口座維持手数料が1000円というのは高い。30万円口座に入れておけば無料ではあるが、その30万円を定期とした場合ネット定期という商品で金利が0.07%しかつかない為仮に1年間預けていた場合利子が210円しかつかない(注 税金額を考慮していません)
計算例
 300000*0.07(%)=210円
   逆に1年間口座維持手数料を取られた場合は
 1000*12=12000円 !
   も取られてしまうのでこれらのギャップが欠点と言えるのではないでしょうか。12000円分、例えば通常の都市銀行を使用して振り込みを行った場合、

計算条件 三井住友銀行 他行宛3万円以下の振り込みを行った場合

12000/210=57 回 → 但しジャパンネットバンクの場合は1回に付き 168円の手数料がかかるの為、

57*168=9576円  → 実際は12000円プラス9575円支払わなくてはならない

勿論自分の一番使用するパターンでシュミレートしてみなくては分からないが、ここ3ヶ月程の私のオークション履歴を調べてみるとジャパンネットバンクを使用していたのは多くなったとはいっても約半分程であろうか、同行内で振り込み作業が完了するのであれば、ジャパンネットバンクを使用した方がより有利であることは間違いが無い。

口座維持手数料無料キャンペーンは実は今年の頭で終わりのはずだったのだが、来年頭まで延長されました。期間が延長されるのか、このまま手数料が減額されずに適用されるのか、現時点ではまだ情報は入ってきていません。

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IYバンク;
http://www.iy-bank.co.jp/
イトーヨーカドーグループの銀行である。コンビニでキャッシングが出来るというのが嬉しい。又都市銀行との提携が多いのも非常にありがたい。基本的に口座申し込み書類はイトーヨーカドー各店舗に設置されているためそれを使用すると言うことになっているが、インターネット上からIYバンクに直接電話する事により(申し込みフォーム等は用意されていません)手に入れることが可能です。
申し込むと数日して確認書類が届きます。捺印及び記入を行い投函すると本人確認の電話がかかってきますので、それで問題が無ければキャッシュカードが送られてくることになる。
ジャパンネットバンクや新生銀行などに比べて申込書類が非常にシンプルサイズも2つの銀行に比べて1/5以下、庶民派の銀行というイメージである。支店名も非常に個性的で可愛い。一例あげるとマーガレット、フリージア、パンジーなどなど何と花の名前を採用しているのである。残念だが支店名は指定することができないのだが、非常に個性的で面白い。将来に期待の持てる銀行では無いだろうか。

利点;
口座維持手数料が安い。月額105円である。これであれば無理をして口座にお金を入れて置かなくても大丈夫そうである。
既存の銀行との提携があるので、それらの口座に振り込みを行う可能性がある人にはかなり有利な口座になると思う。
口座維持手数料を無料にするには最低でも10万円入金しておく必要があるが、現在は定期預金などという商品は存在せず、普通預金のみのようである。(利率年0.05%)

欠点;ATMの数が少ない。数年の後には日本の銀行の規模としては最大数のATMが投入される予定であると言うが、現時点としては口座を持っていても使う宛がない。又インターネットバンキングにも対応していない為、今すぐ口座を作らなくては!という事はなさそうである。

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新生銀行
http://www.shinsei-style.com/
税金の投入された銀行!そごうの債権放棄を拒否した銀行、などと現在悪いイメージが先行しているが、金利の面ではジャパンネットバンクやIYバンクと比較にならない程高額である。何と年1%である。何と通常の銀行の20倍!仮に口座維持手数料を無料にするため、30万円を口座に入れ、3ヶ月円定期預金にした場合

計算例
300000*1(%)=3000円 

3000円の利子が付くのだ。しかしこれは預け入れ期間が2001年6月5日-2001年7月31日と限定になっている為、実際は

3000/12=250円!

しかつかない。美味しい広告文だけ ”年1%!” を見て今ある定期を解約するのはやめた方が良さそうである。申し込み書類はインターネット上にて申し込みが可能。数日で色とりどり紙の質も非常に良いパンフレットが到着する。非常にお金がかかっているなという印象。パンフレットの内容も分かりやすい簡単な説明だけしたパンフレットと、より細かく説明したパンフレットの二種類が到着するので、非常に分かりやすい。外資系の大胆なサービスと日本人の細やかな心遣いが良い意味でマッチした印象を受けた。

利点;とにかく定期預金の金利が高い。年1%で預金機構の対象というのはありがたい。
   取引結果レポートを無料で送付してくれる為、紙ベースでお金の流れを把握しておきたいと思う人にはお勧めである
   インターネット上の取引手数料が完全無料というのはありがたい。
   株取引、ワリチョー(割引料先取り:利子を先に貰える:年利回り0.150% )リッチョーワイド(半年複利の5年貯蓄:利子が利子をよぶ満期型:年利回り0.304% )リッチョー(5年間半年ごとに利子が受け取れる:購入した時点の利率が5年間変わることなく運用される。現在低金利なのであまりお得ではないかも:年利回り0.300%)
   などが用意されている。新生銀行側では口座維持手数料無料の為の30万円をこれらの3つの商品に投資することを推奨しているようである。

欠点;キャンペーン期間が終了した後、ATMの数がとんでもなく少ない(17ヶ)
   提携先無料ATMが増えない事には全く使い物にならない
   口座維持手数料が1000円と高額。無料にするには30万円以上の預け入れが必要となる。

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今週のコラムは難しかった。読むのにいつもの倍時間がかかったよーと言われる方多いと思います。日本人は概してお金に関して”汚い”というイメージを持ちがちでは無いかと思います。”預けてもどうせ利子がつかないから放っておこう””どこの銀行に預けても結局同じ”

しかし常に色々と研究しておかないと、なかなか資産は増えませんから。資産運用については常に敏感になっておきたいと常に思っています。え、私ですか、頑張って運用して家を買いましたよ。どんなもんです!

結婚してすぐの資産運用は住宅購入用のつみたて君、国債等でしたが、現在は金利が低い分、その頃に比べ選択の幅が広がって来たように思います。金融関連の雑誌等もその時は大分買いました。その時の結論としては”運用してもお金にならないから地道に溜めよう”でしたが・・・一つの目的意識を持っているという点についてはつみたて君などを選択したのは非常に良い選択であったと思います。

このコラムをきっかけにそのままになっている預金をちょっと動かしてみようかなーと思った方がいらっしゃったら幸いです。(銀行側もそれを狙っている物と思われます)銀行口座にただ入れておくだけの時代は終わりました。10円預けている人と1000万円預けている人ではサービスが違う時代なのです。人生をより楽しく面白く。私はというとコラムが書き終わりましたので、無料期間色々と楽しんだ後、一番サービスの良い1口座を除いて全て解約の予定です。私と同様の考えを持っている方は多数いらっしゃると思います。無料期間終了までの後半年までの期間、どのような動きがあるか非常に興味のつきない所であります。

来週のテーマは”2001年日本のお昼事情”です。どうぞお楽しみに

 






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