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一ヶ月に1冊本を読むと会社の社長に成れる。

という言葉がある。実際それを実行し社長になった人のコラムを読んだことがあるが、初めはなかなか億劫であっても回数が重なる内に段々楽しくなって、本を読まないと段々落ち着かなくなってきたと言う。で、私はというと大概ハードカバーの本を週に1-2冊程読む。現在ではインターネットでも本を購入するのが簡単になってきた。簡単にサイトをあげてみると

アマゾン;アメリカからやって来た本格的なブックショップ。最近は本だけでなくCD,DVDなども取り扱う。題名の紹介だけでなく、本の内容についてのレビュー記事などが記載されているので”どれを買ってみようかな・・・”と悩んでいる人にはお勧め。アメリカでは2点同時に購入すると送料が無料になるというキャンペーンを実施中。支払い方法はカードのみ
(日本での送料は240円。カード会員は無料)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/tg/browse/-/489986/249-1926032-8456321

楽天ブックス;インターネットブックショップとしては後発にあたる。現在キャンペーン中につき送料は無料。支払い方法はカード又は代引き引き替え(手数料200円)となっている。デザインがシンプルで非常に見やすい。買いやすいショップである
http://books.rakuten.co.jp/RBOOKS/index.html

イーブックオフ;言わずとしれた古本屋チェーン”ブックオフ”のインターネットショップである。本だけでなくCDも購入が可能。支払い方法はカード又は代引き引き替え、実際の運営はトヨタ自動車株式会社が運営するショッピングモール「GAZOO」にて行われている。(ID申請を行った場合はGAZOOより確認書類が届く)送料は2000円以上購入した場合は無料。商品の説明が少なく非常に見にくい。が、しかしどこよりも安い。
http://books.rakuten.co.jp/RBOOKS/index.html

イーエスブックス;セブンイレブン・ドットコム運営。購入した書籍は近所のセブンイレブンにて入手が可能。現在初夏キャンペーン実施中
http://www.esbooks.co.jp/bks/01/01_01_01_00.html

近所にあった書店がドンドン潰れていく理由が見えてきそうである。実際インターネットにて書籍を販売するサービスは米国だけでなく日本においても非常に好評な物として受け入れられている様である。しかし私はというと注文しなければ届かない本などを覗いて、相変わらず書店に足を運び、書籍に目を通してから購入するようにしている。”どれを買おうか・・・”と考えながら立ち読みする喜び。長時間立ちすぎて、数回貧血で倒れたことがあるものの、この趣味をやめる気は無い。子育てと仕事が忙しくてなかなかする機会は少なくなったがそれはそれで楽しい一つの趣味なのである。

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週に数冊も本を買っているとさすがに家の中が大変な事になってくる。旦那に発見されると間違いなく怒られるので仕事と関係ない書籍については常に旦那の目につかない場所に蓄積させている。しかしそれにも限度がある。最近大きな紙袋にもう読まなくなった書籍の山を詰め、近所の”ブックオフ”へ持って行った。総重量15kg程であったろうか、それらの本は一体幾らになったのか、正解は

560円

!!!。トイレットペーパーであれば12ロール程の値段であろうが、購入時にかかった費用の1割にも満たない金額である。年末に不要な旦那の漫画を処分した時はそれなりの金額がついたが(一冊70-100円程度)”ハードカバー”本は全く金額がつかない。涙が出てきそうである。一回も使用していない展示会場で貰った定価1400円のパソコン素材集の値段は”10円”であった。CDもついていてフルカラーの、まだ指紋の痕すら殆どついていない本であるが、恐ろしい。インターネットでのオークションにて書籍販売の数が多い訳である。昔と違い現在は購入した後の本には全く値段がつかない。

逆に漫画本などは状態や出た時期によっては定価の半額程度の金額がつくことも少なく無いようだ。”安い・安い”と喜んで古本屋で購入していた自分の態度が悲しくなってくる。”本の文化”が現在確実に浸食されてきている。

ある街でこんな事件があった。幹線道路に中古本チェーンのブックオフが進出してきたとたん、駅前の本屋の万引きの数が増えたのである。傾向を見ていると新しく出たばかりの漫画本ばかり狙われる。不信に思った本屋の店主が専門の警備員を雇い犯人を捕まえてみると、犯人は小学生や中学生と言った未成年ばかり。

「盗んだ本が読みたかったのか」

と聞くと彼らは悪びれもせず答えたという。

「別にー新刊本をブックオフに持っていくと高く売れるからー」

何と彼らは万引きした本を全てブックオフに持っていき小金をせしめていたのである。ブックオフの漫画の値段のつけかたは非常にシンプル。綺麗か綺麗でないか、出たばかりか、そうでないかだけである。本についての”特別”な知識はいらない。だからこそ大量出店、販売が可能になったのだが、とにかく子供達は親に高価なゲームやビデオを購入させ、捨てるようにブックオフへ持っていく。そうして産まれた差額はそれらの作者に還元される事無く、より”本が売れない状態”文化枯渇の状態へと導いて行く。

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ベストセラーを出して印税で生活してやる!

と考える人は多いかもしれない。しかしこれは相当至難の業である。現在本を出版する際の初版数は5000冊、又はもっと少ないと言われている。本が一冊1500円であろうと仮定しよう。印税額は一般的に5-15%程である。仮に1割と仮定して考えてみると

1500*5000=7500000  全体の売上額(750万円)
750*0.1=75(万円)  印税額

その他諸々税金が取られるから、手元に入ってくる額はもっと少ないと言える。本を一冊出すには最低でも原稿用紙200枚から250枚必要であるから、書く手間を考えると版を重ねて行かないと、絶対に”儲かる”ということはあり得ない。赤字である。

それでも自分の文章を本にしたいという人は多い。現在”協力出版”という形態で本を出す人が増えているのだという。なるほど、懸賞関連の雑誌を覗いてみるとどこも、どこも”協力出版”の広告が掲載されている。かかる費用は最低でも数十万から百万円程度までと決して安くは無い。そして売れなければ倉庫に本が山積みされ、今はこれがまたブックオフに流れる事になっているようだ。そしてこれまたブックオフから更に本が流れた場合はどうなるのか、これから先はもう二度と他の古本屋に並べられないようにする為か、それらの本は全て赤い線が引かれ処分されるのだという。

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悪い話ばかりではない。あの”まぐまぐ”創立時の中心的メンバー深水さんがGOZANS http://www.gozans.com/ という新出版サイトをオープンさせた。メールマガジンサイトとしては初めてであろう。何と本当にメールマガジン原稿の”書籍出版”を行う仕組みを開発したのだと言う。先月末にそれらの無料モニターが締め切られた。応募総数は不明だが合計5人のライターが書籍デビューする事が決定している。今後も初期費用無しか少額の初期費用(5万円程度)にて希望者には書籍デビューへの道を開いて行くのだと言う。今までの協力出版の形を考えるとこの企画はぐっと身近な金額になって来る。又今月末にはWriting Spaceという雑誌がゴザンスにおいて創刊される。これまでもまぐまぐなVOWhttp://www.mag2.com/vow/どは発行されていたが、実際にサイトにて雑誌に掲載する原稿を募集するなどという試みは全くもって初めての事である。Writing Spaceは残念ながら一般書店にて販売はされないが、創刊時期に楽天ブックスで購入をしたお客さんには無料プレゼントされる予定であると言う。絶対に手に入れたい人はゲリラ販売員として100部1800円!にて購入が可能。となっている。

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今回の”本”如何だったでしょうか。注意としては私は決してブックオフを嫌いではなく、むしろ”常連”であると言うことです。”店員の態度”品質”、”レイアウト”、どれを取っても今までの古本屋のイメージ”キタナイ””せまい””古い”とは全く違い女の私でも非常に入りやすい。しかしながら欠点も多い。チェーン店舗の方もかなり赤字がが出ている店も少なくないそうです。しかし何故閉店させないか、それは今年中に”ブックオフ・株式上場”が予定されているからに他なりません。これにより数十人単位の億万長者が誕生するであろうと言われています。新しいビジネスをけなすつもりは毛頭ありません。ただ少々気になる部分が出てきたので書かせて頂きました。

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今回は本当になかなか筆が進まず
(昨夜娘が夜泣きをし、体力不足であり、頭痛がひどい)
というか全く書けず
(理由は水着のまま娘が寝てしまい、夜中のオモラシをしたので水着を脱がせ パジャマを着せたのだが、それを娘が寝ている状態でやってしまった為 夜中に目が覚めた娘が怒りだした。誰だー私の水着を取ったのはーという状態であったに違いない)

少々リフレッシュにと旦那のスラックスをクリーニング屋さんに届けになぞ行ってきましたなかなか”文章を書く”という作業は”プログラミングをする”という行為と違いメンタルな部分が不安定だと難しいです。最後までお読み頂きありがと御座います

来週のテーマは”新しい銀行”です。どうぞお楽しみに







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