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シナモンロール

好きなんです。シナモンロール。お店などで売っているとついつい買ってしまいます。

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シナモンロールって何だ?と思われた方。簡単にご説明すると、パン生地又はパイ生地にシナモンシュガーを塗し、渦巻き状に丸く丸めた物に熱いフォンダンソースをかけた甘いお菓子のような食べ物です。一時ブームになったという噂もありますが、その点については申し訳ない私は詳細知らないのです。

しかし、決して流行に流された、ローカルな食べ物では無く、最近では大手のファーストフード店でも置かれる様になってきました

ミスタードーナッツ;http://www.duskin.co.jp/mister/
「シナモンロール」140円、「ピーカンキャラメルロール」160円「シナモンブロック」600円が全国発売されている。少々甘め、女性向けかもしれません。

マクドナルド;http://www.mcdonalds.co.jp/
「シナモンロール」120円、午後のティータイムにとのキャッチコピーで販売されている。甘さは控えめ。店舗が多いので一番探しやすいかもしれません。現在創業30周年を記念して、ビッグマックを200円、マックシェイクを120円で販売中

ケンタッキーフライドチキン;http://www.kfc.co.jp/index.html
何とケンタッキーにもシナモンロールがあるのです!モーニング限定!更に店舗限定!なので探すのは相当難しそう。ドリンクとセットで280円。

他にもスターバックスコーヒーやバーガーキング、ドトールコーヒーなどにもシナモンロールは確認されています。

又”シナモンロール”という名前も店舗によっては”シナボン”と読んでいるお店もあるようです。どうもこれはアメリカからやって来たシナモンロールの様で、こちらの物は少々甘めである傾向が多いようです。

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シナモンロールは決して高くない。そしてお店毎に個性があるので、”ここのお店のはどうなんだろう・・・”と想像しながら食べるのはそれなりに楽しい物である。あえて大手のファーストフードのみ紹介をしたが、やはりオススメしたいのはローカルな手作りパン屋さんなどで売られているシナモンロールである。未だ”ここのは絶対オススメ”という品には出会ったことは無いが、ちょっと都心のデパートなどに出ると、”時間限定;数量限定”のシナモンロールにかなりの確率で出会うことが出来る。驚いた事に、我々の気が付かない内に”シナモンロール”はかなり勢力の手を伸ばしてきているのである。

では何故シナモンロールがこれほど広まったのか。その点について考えてみたいと思います。私はどうもシナモンロールの心臓部、”シナモン”に理由が見つかるような気がします。

正式名称、”マカラシナモン”というものが有名であり、一番多く使われているようですが、これはインドネシアの山奥で発見してきたという薫り高い高級なシナモンの事である。漢方的には桂皮と呼ばれ風邪薬や胃の薬として使われる漢方薬の一つです。

クスノキ科の常緑樹の中で、2〜3年経った樹皮をはぎ取り、乾燥させたものが一般的に出回っている”シナモンパウダー”である。産地によって芳香性や甘味、辛味あるいは渋味感が違います。料理における大きな特徴としては甘い物をより甘く感じさせるという効果があるようで、原産地はスリランカ・南インドなど。以外と知られていないのはシナモンには防腐効果があるということ。古くはエジプトのミイラの防腐剤として使われ、儀式の際にもその香りは心を安定させる大切な薬効として使われていました。

本当に効果があるかは不明ですが、、「カルダモン、クミン、アニス、にんにく、けし、シナモン」を粉にし、蜂蜜と葡萄酒で練り合わせた物を「ミトラダテスの解毒剤」として中世においては愛用されていたのだと言います。実際にこれを愛用していた人は薬を飲んで自殺しようとしてもなかなか死ねなかったと言うエピソードもある程。現在スーパーにて普通に売られているスパイスで解毒剤が作れるなんて・・・シナモンパワー恐るべしです

アラビアにおいてシナモンは”媚薬”として取り上げられ、精力を増強させる効き目があるとされ、現在も使用されているのだという。実際アラビアンナイトの中では子供のいない商人の夫婦がこの”媚薬”を使用して子宝を得る話が記載されているから驚きである。

”金の重さと香料の重さは同じ価値”と言われた時代もありました。シルクロードの時代、香料は薬と同じ物であったのです。しかしこれだけ流通が発達した時代、何故人は”シナモン”を求めるのでしょう。

伝承や歴史をかいま見るだけでなく、現代的にシナモンの主成分を見てみると、その主成分は桂皮アルデヒトと記載されていますhttp://www.sbfoods.co.jp/HERBSHOP ”アルデヒド”?どこかで聞いたことがありませんか?そうこれは

”アルコールを飲んだ後に肝臓で生成される物質”

なのです。
刺激物だったのです。他にも常習性の高いタバコの煙や夏のスタミナ源、ウナギなどにも含まれている成分です。

どうしても一日一度コーヒーを飲まないと落ち着かないと言う方(カフェイン中毒)タバコを吸わないとイライラするという方(ニコチン中毒)の様に私はシナモンロール中毒(桂皮アルデヒト中毒???)だったのです。人は刺激物の刺激を求め常習しようとします。現在3歳の娘はチョコレート中毒?ですがこれまた狂ったように食べることがあります。笑い事では無い、チョコレートはシナモンよりももっと身近な刺激物なのです。

シナモンロールが現在広がっている理由が段々見えてくるような来ます。一度食べた人間はシナモンロールをその快感?ゆえに求めてしまうシナモンロール中毒!にかかっていたのです。何て恐ろしい!是非皆様も一度口にし、はまってみて下さい。

ちょっとイライラしている友達が居たら、是非お昼のおやつにプレゼントしてあげて下さい。そのほろ苦い甘みと香りは、きっと友人のストレスを癒し、あなたに幸せをもたらすこと間違いありません。

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前回の”メールマガジン”、”スパム”とは違い柔らかな題”シナモンロール”結論がこうなるとは皆様想像したでしょうか?ヒット商品の裏というのは色々と調べてみると面白い物です。このコラムを書こうと思った時、当然結論は既に知っていました。シナモンには常飲性がある、と。しかし実際文章としてまとめようとすると結構難しい物ですね。あちこちのシナモンロールを食べ歩き(楽しかったです)色々と構成を考えながら、又こうした食材をテーマにしたコラムには是非挑戦してみたいですね

来週のテーマは”ディズニーランド”です。どうぞお楽しみに



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