インターネットで日記を書こう! 「文章が上手くなるためにはどうしたら良いのでしょうか?」 という質問にあるプロ作家は、 「とにかく書くことだね」 とよく答えているのを一番良く聞く。又私の尊敬するある作家は 「我々は一の傑作を生み出す為、百の駄作を積み上げなくてはならない」 とコメントしていた。なる程。含蓄があるお言葉である。 毎日無理無く文章を書くにはどうしたら良いだろうか・・・と言う考えにまず私は、”日記を書く”という事が思い浮かんだ。日記であれば結構気軽に書き続けられるかも知れない。 そう思い立った私は2年程前からインターネット上で個人日記を公開している。継続は力なり。現在アクセス数は日に100人程度。思ったよりも多くの人間が私の日記を読んでくれているのである。 しかし単純に計算してみると、概算数字的には、週一回発行する個人メールマガジンよりも告知力は弱いのである。 個人発行メールマガジン(週間) 2600人 日記(週換算) 700人 しかし、インターネットで日記を書く良いところはと言うと、やはりメールマガジンよりもダイレクトに反応が返ってくる事であると思う。 以前、メールマガジン上で”聖人占い”という物を行ったのだが、この占い。自分の誕生日から前後2日の間から同じ性別の聖人を捜すと言う、欧米では非常にローカルな占いであるのだが、私が作成した占いでは、相当量の人がこの前後2日という設定では同じ性別の聖人を見つけることが出来なかったのである。 メールで問い合わせてくれる人は良いのだが、やはり10人を越える辺りから考えると、相当潜在的に占い結果を見つけることが居なかった確率が高い。 かくして私は夕方に書いた日記上に 「本日の占いで、自分の聖人が見つからなかった人はメールにてご連絡下さい」 と告知した。すると来るわ来るわ。大量の問い合わせメール。 あまりの反応の良さに、その時びっくりしてしまったのを良く覚えている。夫婦喧嘩をして実家に戻ってしまった時、事件が起こる度に私の日記のアクセス数は増大し、一度もメールをくれた事の無い人からの親身な心配メールが到着する。感情移入の仕方がメールマガジンと日記では違う事が一番の理由であると思うが、その効果については驚かざるを得ない。 高校、大学時代は自分の日記帳の中に書いていた日記が、インターネットで公開するだけでこれ程違う物なのか。改めて考えさせられてしまう。 2年も書いていると、日記を書くコツというのも分かってくる。参考程度にいくつか上げてみると、 1.文字数は最大1000〜1500文字以内 →人間が一息で読み切る分量にする 2.会話、及び文章の切れ目は改行する事 →きつきつに書くと読む方も辛いです 3.個人名称等については出来る限り実名を避けること →ついつい私も書いてしまいますが、大勢の人間が読むことを考えて 4.読み直し、書き直しは最大2回まで →あまり直しすぎると、日記の魅力が無くなります 5.前日の日記と当日の日記を多少だぶらせること →文としてのつながりが生まれるので、感情移入がしやすくなります 6.前日に”明日***について書きます”と書いた事については、 翌日の日記に必ず記載するようにすること →書いた日記について、クレームが来ることがあるとすれば、 この点についてです。 読んでいる方としては期待している事が多いので、 約束できないのであれば、出来るだけ書かない事をお勧めします 7.宣伝をすること →日記は沢山の人間に読んで頂いた方が、 より緊張感が増し、自然と内容が濃くなって来ます。 自分のメールの署名欄に入れたり、自分のメールマガジン、 などで紹介すると効果があります。 同時に身内に読まれる事により、”不必要な個人情報は書かない” と言った習慣が自然に備わって来ます。 最近はメールマガジン発行サイトのように、日記を専門に掲載しているサイトも増えてきている。日記自体がメインコンテンツになっているのである。もしかしたら将来的にはメールマガジンを複数の発行サイトにて発行するように、あちこちの日記専門サイトに自分の日記を投稿する、なんて日が来るのかも知れない。 さて、私はというと、最近日記と掲示板が付いている某サイトにおいて、日記の分家サイトを作成したのだが、これがかなりの好評。この掲示板によって、コラムや小説に対するコメントを、よりストレートに、簡単に頂けるようになった。 日記を読んで頂いて、 ”もしお時間ありましたらついでに、私の書いたコラムや小説を読んで欲しい。” というスタイルにしたのだが、こちらの方はあまり成果を出していない。 短い文章の日記であれば読むのだけれど、素人の読みにくい長文はちょっとお断り。と言う人がやはり多いようである。ちなみに、最近頂いた私の小説に対する最新のコメントは以下である。 「池田さんの文章は日記としては面白いと思いますよ」 痛い・・・。私の修行はまだまだ足りない様である(涙)書き続ける事に意味がある。あなたも是非インターネット上で日記を公開してみませんか?一人で書き続けるよりも、きっと楽しい事だと思いますよ。 池田@ママの裏でコソコソ日記。毎日元気に更新中です。 http://plaza.rakuten.co.jp/mamachan/ |